マクラーレン・ホンダ連日の121周–バルセロナF1合同テスト8日目(最終日)
最終日も安定した走行を重ねたマクラーレン・ホンダ。
マクラーレン・ホンダが、スペインのバルセロナで行なわれたF1合同テスト最終日も、121周を稼ぐ安定ぶりを見せた。
最終日を担当したのはジェンソン・バトンで、6日目と同じ121周を走破。これでマクラーレン・ホンダの8日間にわたって行なわれた合同テストの合計周回数は710周となり、ほとんど走れなかったデビューの昨年とは段違いの耐久信頼性を示した。
◆バルセロナ合同テスト最終日結果(3月4日/2回目4日目)
この日のバトン+マクラーレン・ホンダのタイムは、トップのフェッテル+フェラーリと1.862秒差の1分24秒714。去年、今回のテストと同じ会場で行なわれたスペインGPの予選でバトン自身が記録した1分27秒854を3秒以上更新するものとなった。
このテストを終えると、メルボルンで3月18日にスケジュールが始まる開幕戦のオーストラリアGPまで走行の機会はない。残る2週間は、もっぱらコンピュータやシミュレーターだけが頼りになる。
マクラーレンは、英国ウォーキングのマクラーレン・テクノロジーセンターで、ホンダは日本の栃木県にあるサクラ研究所で、それぞれ連携とりながら、今回のテストで収拾したデータを解析して進化させたマシンをメルボルンに持ち込む。
今回稼いだマイレージが、どんな効果として現れるか、開幕戦が楽しみになった。
[STINGER]山口正己
photo by HONDA/McLaren