日本人最年少、15歳のレーサー誕生!
マレーシアGPのサポートイベントとして行なわれるフォーミュラBMWパシフィックシリーズに、中学生ドライバーの桜井孝太郎がBMWと正式契約して参加する。
桜井孝太郎(さくらいこうたろう)は、日本人最年少の15歳でBMWジュニア・スカラシップドライバーに選ばれ、ユーラシア・モータースポーツから国際格式レースにデビューする。
桜井孝太郎は、インターナショナルスクールに通う現役中学3年生。昨年、世界14カ国から集まった精鋭を相手にBMWのオーディションに参加し、難関を勝ち抜いて、最年少でスカラシップドライバーに選定された。
フォーミュラBMWは、F1ドライバーへの登竜門として注目を集めているが、S.フェッテル、N.ロズベルグ、A.スーティルS.ブエミ、N.フルケンブルグ、T.グロック、B.セナも卒業名簿に名を連ねている。今年は、世界選手権ラリーの界チャンピオンであるC.サインツを父に持つ、C.サインツJrを始め、世界15カ国から25若手精鋭が集めてしのぎを削る。
デビュー戦を前に、桜井孝太郎は、「憧れていたフォーミュラの世界で、名門BMWのドライバーとしてデビューできることにすごく興奮しています」とコメントした。「15歳でこのチャンスを与えられたことに感謝するとともに、それをアドバンテージとして考え、全力で走ります。目標は、史上最年少のF1ドライバーになり、そして世界チャンピオンになることです。皆さん、応援お願いします」。
●桜井孝太郎プロフィール
1994年6月29日生まれ(15歳) 血液型O型
9歳の時にテレビで観たF1グランプリの魅力にとりつかれカートを始める。
ジュニア・カートの世界で勝利を重ね、2007年よりオーストラリアにカート留学。
2008年に帰国し、国内地方カート選手権に参戦。2009年度は全日本カート選手権を中心に経験を積むと同時に、上海国際サーキットで本格的な4輪フォーミュラカーでの練習を開始。5月に賞典外参加した上海・フォーミュラ・ウエストのクラブマン・レースでポールポジションを獲得。
9月、セパンサーキットで開催されたBMWオーディションに合格し、BMWジュニア・スカラシップドライバーとして正式契約。最年少のBMW契約日本人ドライバーとなる。