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世界最速の料理人 — アメリカGP木曜記者会見

アロンソが世界3大レース制覇を目指す一方、グロジャンは料理本を出版し、F1ドライバーの別の一面を披露。

木曜日恒例のドライバー記者会見。2部構成の会見パート2には次の4名が参加。

フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)
ロメイン・グロジャン(ハース)
ニコ・フルケンベルグ(ルノー)
ケヴィン・マグヌッセン(ハース)
※パート2のコメントのみ抜粋して掲載してあります。

アロンソは契約を延長したマクラーレンとの今後、グロジャンは最近出版した料理本、フルケンベルグは今週末から迎えるチームメイトのカルロス・サインツ、マグヌッセンはチームメイト同士のバトルいついての質問にそれぞれ答えた。

Q.フェルナンド・アロンソから始めましょう。2度のF1ワールドチャンピオン、マクラーレンとの契約を更新されました。F1はこれで17年目のシーズンになりますね。あなたの気分と、まだやり残していることについて教えてください。
フェルナンド・アロンソ(以下、アロンソ):そうだね、気分は最高だよ。間違いなくね。今日は僕にとっていい一日だよ。マクラーレンと一緒にここに戻ってこれたし、彼らとの関係を続けられることは嬉しいし、誇らしいよ。この3年は僕らにとって難しいシーズンだったし、僕らは自分たちが望んでるほどの速さがないから、今はこの状況を変えるときだろうね。上手くいけば来年はマクラーレンがいるべき位置に戻れるだろうし、この3年間を支えてくれたファンに何か恩返しができるかもしれないね。それが来年の一番の目標だよ。さっきも言ったように、ようやくこうやって合意できたことに満足してるよ。

Q.マクラーレンは来年、今シーズンのここまでに2勝を挙げ、10回ポディウムを達成したルノー・エンジンに乗せ換えることが決まっています。来年からのマクラーレン・ルノーは判断材料でしたか?
アロンソ:まぁ見てみよう。毎年のプロジェクトは少し違うものだからね。新車がどこまでやれるかは(乗るまでは)わからないものだから。冬のテストでいい意味でサプライズがあれば期待もできる。悪い方のサプライズだったらちょっと停滞して計画通りにも進まなくなる。来年、僕らに何ができるか見てみよう。ただ、僕のマシンにまた(2度のタイトルを一緒に勝ち取った)ルノー・エンジンを積めるのはすごく嬉しいよ。ルノーとは長年にわたる強いキズナがあるからね。カートスクール時代からのつきあいだし、ルノー・エンジンと一緒に走れるのはものすごく誇らしいよ。

Q.あなたのピンクのキャップはスーザン・コーメンの乳がん啓発活動のものですね?
アロンソ:そうだよ。F1全体が乳がんと闘うすべての女性を応援できるんじゃないかと思ってる。僕たちは彼女たちに一人じゃないんだよっていうメッセージを送りたいし、彼女たちを応援してくれる人はたくさんいるからね。
※F1全体がこのピンクリボンのキャンペーンに協力し、各ドライバーはウェアにピンクリボンのピンバッジを付け、F1公式サイトも挿し色をピンクに変更、アメリカGPで使用されるウルトラソフト・タイヤはピンクのマーキングに変更されている。

Q.ニコ、今週末からカルロス・サインツをチームメイトに迎えますが、彼のことはすでによく知っていますか?
ニコ・フルケンベルグ(以下、フルケンベルグ):今年と去年、彼がF1にいるときのことはもちろん知ってるけど、これから数週間でもっと彼のことを知るようになるだろうね。

Q.ケヴィン、最近のあなたとロメインは接戦を繰り広げており、(今年チーム同士で何度か接触してしまった)F.インディアのようになっています。それをどれだけ楽しんでいますか?
ケヴィン・マグヌッセン(以下、マグヌッセン):そうだね、今年はチームメイト通しでクラッシュしてないよ(笑)。 僕らはそれを楽しんでるし、お互いマシンを最大限に活かしてる。ただ単に僕らはハードに闘ってベストを尽くしてるところを見せてるだけだよ。

Q.フェルナンド、契約の延長は1年ですか? もし違う場合はどんな内容でしょう?
アロンソ:契約については細かく話してないんだけど、1年だけじゃないよ。

Q.複数年契約であるならば、来年マクラーレンの調子が戻った場合、(世界3大レース制覇の目標のために必要な)インディ500やル・マンはどうなるのでしょう? マクラーレンとそういったようなことは話していますか?
アロンソ:まぁ見てみよう。先のことを話すには早すぎるよ。僕にはF1が最優先事項だけど、ほかのカテゴリーに参戦するためのドアは開かれたままだよ。完璧なドライバーになるためにはほかのシリーズでも勝つ必要があるって常々思ってる。モータースポーツはF1だけじゃないからね。これからどうなるか見てみよう。

Q.ロメイン、最近あなたは奥さんと一緒に料理本を出版されましたね。本のことについて少し教えていただけますか?

※本の詳細は上記グロジャンのツイートにあるリンク先のロメイン・グロジャン公式ストア(英語)に掲載されています。

ロメイン・グロジャン(以下、グロジャン):そうだね、すごく楽しかったよ。それを通していろんな人たちに会ったし、去年、世界一の料理写真家に選ばれたパトリックにも会った。彼は僕が作った料理をかなり美味しそうに見せてくれたよ。(料理人としては)いつもそういう風になるワケじゃないから、いい仕事をしてくれたよ(笑)。基本的には僕の料理に対する情熱をシェアしたかったんだ。すべてのレシピの裏には物語があるし、妻がテキストを書いてくれてね。(本に掲載されているのは)すべて、僕らが子供たちや友達たちと家で作るものだよ。素晴らしい経験だったし、F1ドライバーもちょっと違うことができるってところや、レシピを通して僕らの生活の一部を見せられたのもよかったよ。

Q.ほかのドライバーは料理をされますか?
アロンソ:いや。

フルケンベルグ:いや。

マグヌッセン:食べる専門(笑)。

Q.オースティンはF1のカレンダーに残ると思いますが、もしアメリカの別の場所でグランプリが開催されるなら、どのサーキットや街がいいですか?
フルケンベルグ:僕はマイアミかな。だって楽しそうだからね。街はクールだし、そこで開催するとなればクールだよ。

グロジャン:そうだね、僕はグランプリをするのに素晴らしい場所はたくさんあると思うよ。ラグナセカはかなりクールなトラックだし、僕はロングビビーチが大好きだし、確かにマイアミもナイスだね。もちろんラスベガスもだし、たくさんの街に可能性がありそうだよ。

アロンソ:そう、まったく同じだよ。レースを開催できるところはたくさんある。インディアナポリスのオールド・サーキットもあるしね。

マグヌッセン:そうだね。ラグナセカはクールだし、ワトキンス・グレンもいい。マイアミやニューヨークもクールだし、(アメリカで)もっと多くレースが開催されることはいいことだね。

【翻訳:STINGER】
Photo by McLaren Honda/LAT Photographic、Renault Sport Formula One Team、Haas F1 Team

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