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フェッテル+フェラーリ、高速バトルを制圧–F1イギリスGP決勝

路面温度が50度を超えるイギリスGPとしては珍しい高温のF1グランプリ。超高速サーキットのシルバーストンで、ギリギリのバトルを、セバスチャン・フェッテル(フェラーリ)が際どく逃げきった。

フェッテルは今期4勝目、F1通算ではアラン・プロストに並ぶ51勝目の記念すべき勝利で、史上初の3連戦は、3人目のウィナーが締めくくった。

レースのエポックは、スタートにあった。セバスチャン・フェッテル(フェラーリ)が2番グリッドからトップを奪ったが、ポールポジションのルイス・ハミルトン(メルセデス)がかすかに出遅れ、3コーナーでキミ・ライコネン(フェラーリ)に追突されてスピン、最後尾に落ちた。

そこからハミルトンは、鬼神の追い上げを展開し、4周目に15位、8周目に10位、13周目に6位とグイグイとポジションを上げて三強に追いつき、35周目には3位まで上昇、前を行くボッタス(メルセデス)が、タイヤが限界に近づいていたこともあってポジションを譲られて2位。フェッテルを追い上げて、2秒差でゴールした。

素晴しい追い上げ劇を展開したものの、母国のスタンドを埋めたファンの前で優勝を飾りたかったハミルトンは、表彰台でも笑顔はなく、「チームも素晴しい仕事をしてくれていろいろ戦略もあったけれど、最高のレースで素晴しい応援をしてくれたみんなをガッカリさせて申し訳ない」と肩を落とした。

セバスチャン・フェッテルは、前日、左クビの痛みを訴えてフリー走行を途中で切り上げていたが、「心配していたけれど、アドレナリンが出ていたので、クビの痛さを感じなかった」とレースを振り返り、シリーズポイントでハミルトンとの差を8ポイントに広げたが、度重なるアクシデントで導入されたセーフティカーに翻弄される形のレースは楽勝ではなかった。

52周レースが30周に入ったところで、ザウバーのマーカス・エリクソンが高速1コーナーを飛び出してクラッシュ、セフティカーが導入され、トップを護っていたフェッテルはそのタイミングでピットインしてソフトタイヤに交換、2番手のボッタスがステイアウトし、トップが交代した。

セーフティカーが空けた周に、グロジャン+ハースとサインツ+ルノーが接触して絡み合うようにクラッシュ、再びセーフティカーが出動して、41周目にレースが再開され、ここから手に汗握るトップバトルが始まった。

44周目。ボッタスvsフェッテルの高速バトルが勃発。超高速トップ争いの後方からハミルトンが近づいていたところに、フェルスタッペン+レッドブルを交わしたライコネンが接近、凄まじいバトルが展開した。

トップはボッタス、2位にフレッシュタイヤのフェッテル。フェッテルがボッタスの前に出ようとするが、ボッタスの巧みなブロックラインで思うように行かずにジリジリしているうちに、ハミルトンとライコネンが接近し、4台が一塊になった。

フェッテルが勇躍ボッタスを仕留めたのは、47周目。ハミルトンにポジションを譲ったボッタスは、タイヤが悲鳴を上げ、49周目にライコネンに3位表彰台を明け渡すことになった。

高速バトルはまさにグランプリ・クォリティの素晴らしさだったが、スタート直後の接触で勝ちを逃したハミルトンに笑顔はなく、歓喜のはずの表彰台がはじけることはなかった。

終盤、マックス・フェルスタッペンがギヤボックストラブルでマシンを停め、6位にはニコ・フルケンベルグ+ルノーが食い込んだが、以後、オコン+フォースインディア、アロンソ+マクラーレン、マグヌッセン+ハース、ガスリー+トロロッソ・ホンダが6秒差でゴールになだれ込んだ。

ブレンドン・ハートレイは、マシンが修復仕切れずにスタートをあきらめ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがギヤボックストラブルで、ザウバーの二人と、グロジャン+ハースとサインツ+ルノーはアクシデントでリタイアする最近になくサバイバルなレースだった。

次の第11戦は、2週間後の7月22日決勝のドイツGP。翌週にはハンガリーGPが控えている。

◆2018F1GP第10戦イギリスGP結果
1. フェッテル+フェラーリ
2. ハミルトン+メルセデス
3. ライコネン+フェラーリ
4. ボッタス+メルセデス
5. リカルド+レッドブル
6. フルケンベルグ+ルノー
7. オコン+フォースインディア
8. アロンソ+マクラーレン
9. マグヌッセン+ハース
10. ガスリー+トロロッソ・ホンダ
11. ペレス+フォースインディア
12. ヴァンドーン+マクラーレン
13. ストロール+ウィリアムズ
14. シロトキン+ウィリアムズ
—-以下、リタイア
フェルスタッペン+レッドブル
グロジャン+ハース
サインツ+ルノー
エリクソン+ザウバー
ルクレール+ザウバー
ハートレー+トロロッソ

※詳細結果

[STINGER]山口正己
Photo by Ferrari S.p.A / FERRARI MEDIA

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F1ドライバーズ・ポイント
1位ルイス・ハミルトン281ポイント
2位セバスチャン・フェッテル241ポイント
3位キミ・ライコネン174ポイント
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1位メルセデスAMG452ポイント
2位フェラーリ415ポイント
3位レッドブル274ポイント
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開催日
2018/09/28〜09/30
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