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インディカー、第18戦も大波瀾!!

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2位を護ってポイントリーダーに立ったディクソン。

インディカー・シリーズ第18戦ヒューストン・グランプリは、前日の第17戦(レース1)とのダブルヘッダーとして行なわれた。

ヒューストンの市街地コースは、激しいバンプでマシンを揺すり、レース2もトラブルサムなサバイバルレースとなった。

このダブルヘッダーの特徴は、レース1とレース2が独立して、それぞれに予選が行なわれることだが、レース2が行なわれた日曜日の朝は雨、リスクを避けるために予選は中止され、ヒューストン・グランプリ前、つまり第16戦までのポイントでポジションが決められ、エリオ・カストロネベスがポールポジション、佐藤琢磨は、15番手からのスタートとなった。

琢磨は、前日のレース1ではポールポジションを奪っており、ポイントでのグリッド決定は辛かったが、スピードがあるだけに、レースが期待たれた。

大荒れのレースの最初の混乱は、スタートだった。インディカーには珍しいスタンディングスタートが、昨日に続いてやり直しになったのだが、なんと、その原因の一人は琢磨だった。あろうことか、自分のグリッド位置を間違えて、移動しようとしたがそこでエンストしてしまったのだ。ダリオ・フランキッティも同じくエンスト。

やり直しの原因になった二人は最後尾に下げられた。この二人が、最終ラップに絡むことになる。

レースは、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)とウィル・パワー(ペンスキー)のバトルとなり、中盤のピットインで前に出たパワーがそのまま逃げきった。

ポールポジションからスタートしたポイントリーダーのカストロネベスは、レースをリードしていたが、トラブルで後退。ピットでは修復できず、より多人数で修理ができるガレージで修復、レースに戻ったが、2位でゴールしたディクソンにポイントリーダーの座を譲る結果になった。

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最終ラップに、7番手まで順位を挙げていた琢磨とフランキッティが接触、フランキッティはコンクリートウォールを駆け上がる形で金網に絡まって激しくクラッシュ。琢磨のマシンも大破したが、現場が見通しの利かないブラインドコーナーだったため、後ろから来たE.J.ヴィソが琢磨にTボーンクラッシュ(側面衝突)した。

現場は、爆弾が破裂したようにパーツが散乱する惨状になったが、自力でコクピットから出られなかったフランキッティがメディカルセンターに運ばれたものの、琢磨とヴィソに大きなケガはなく、観客に被害はなかった。

インディカーは、10月19日(日本時間20日)に、カリフォルニア州のハイスピード・オーバル、フォンタナ・オートクラブスピードウェイで最終戦を迎える。

photo by HONDA
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