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やっぱり興味なし? — バーレーンGP木曜記者会見

今回もライコネン節がさく裂! アロンソはシーズン中のポディウム・フィニッシュに自信。

木曜日恒例のドライバー記者会見。今回は次の3名が参加。

フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)
バルテリ・ボッタス(メルセデス)
キミ・ライコネン(フェラーリ)
※3人のコメントを抜粋して掲載しています。

今回の会見で3人は、F1のオーナー、リバティ・メディアが6日(金)に各チームに向けて発表するこれからのF1の計画にどのように関わっているか、何に期待するかについてそれぞれ答え、アロンソは今年の内にポディウムに上がれるかどうかについて語った。

Q.フェルナンド、あなたはメルボルンで土曜日の夜、上手くいけばオーストラリアは7位や6位でフィニッシュできるかもしれないとコメントし、実際は5位でした。今週末はどこでフィニッシュできると思いますか?
フェルナンド・アロンソ(以下、アロンソ):わからないよ。占い師の水晶玉を持ってるわけじゃないからね(笑)。マシンには間違いなくポテンシャルはあると思うけどね。冬のテストで僕らは浮き沈みがあったし、それでオーストラリアでも同じような状況だった。フリー走行は天気の影響を受けてたし、予選はポテンシャルを発揮できるほど十分にスムーズではなかったからね。いいレースだったし、2台のハースがリタイアしたし、ヴァーチャル・セーフティカーが出てくれたラッキーなレースだった。トップ3のチームに追いつきたければ僕らにはまだ改善しないといけないことがたくさんあるけど、僕らにはポテンシャルがあると思うし、上手くいけばこれからの数戦でパフォーマンスをさらに引き出せるかもしれないね。

Q.フェルナンド、あなたは浮き沈みがあり、ポテンシャルには伸びしろがあると話されましたが、ここでも楽しい週末を送れると思いますか?
アロンソ:そうだね、先頭集団とのギャップはまだかなりあると思うけど、今はもう僕ら次第だよ。これからの数週間、4~5戦のあいだにパフォーマンスを引き出せるかはチーム次第だよ。もし僕らがトラックでパフォーマンスを引き出してギャップを縮めることができたとして、ポール・ポジションとポディウム・フィニッシュに手の届く位置にいられるなら、その週末に結果を残せるかどうかは僕ら次第だよ。次の2か月は僕らのチャンピオンシップを左右する重要なものになると思うけど、きっと僕らはマシンを改善し続けて、パフォーマンスを発揮し続けられるハズで、チャンピオンシップを賭けて闘えないにしても、今年の内に何度かポディウムに上がって、常にトップ6かトップ5に入れるんじゃないかな。ヴァーチャル・セーフティカーや2台のハースのおかげで手にしたオーストラリアの5位だけじゃなくてね。多分5位はあたりまえの位置になる。前にも言ったようにそうして行くことが僕らにとって必要なことだし、それはこの3年で自分たち次第で結果を得られる最初のシーズンになるだろうし、ベストを尽くすよ。

Q.リバティ・メディア(F1のオーナー)は明日、各チームに向けて今後のF1の計画を発表します。ドライバーのみなさんはそれに対してどのような意見を述べ、協議し、レースの観点からF1を改善するためには何が重要だと思いますか?
アロンソ:それについて僕らが話せることは何もないと思うよ。リバティは間違いなく、彼らが仕事を始めたその日から僕らにオープンだったし、去年彼らには僕たちの意見やいろんなアイデアについて意見を求めてきた。すごく生産的な話し合いだったよ。だから彼らにはプランがあると思う。彼らは明日それをチームに見せるし、僕らはそれに同意する。彼らには力があるし、それをやるための知識がある。上手くいけば彼らは僕ら全員が納得する新しいアイデア、ショーを改善する何かを持ってきてくれるかもしれないね。

Q.キミ、F1の方向性について何かフィードバックをしましたか?
キミ・ライコネン(以下、ライコネン):いや、結局それは僕らが決めることじゃないし、彼ら次第だよ。彼らの仕事だからね。彼らは計画を練って、彼らが正しいと感じる決断をする。彼らが今何をやってるかは知らないよ。それについて僕が知ってるのはほんのわずかだし、僕は興味がない。だから、明日彼らが何を話すか見てみるよ。とにかく何年もかかることだからね。僕がここにいる(まだ現役かどうか)かわからないし、僕はこの件を気にかけてはいないよ。

Q.バルテリ、何か付け加えることはありますか?
バルテリ・ボッタス(以下、ボッタス):特にないね。フェルナンドがよくまとめてくれたと思う。結局は彼らが決めることだし、明日になれば彼らの意向がわかる。それを推測するのは難しいけど、彼らが何を話すのか楽しみだよ。

Q.バルテリ、あなたはオーストラリアでのことが解決したと話していますが、(予選で)何があったんでしょう? ここでいいパフォーマンスを発揮しなければならないことにどれだけプレッシャーを感じていますか?
ボッタス:普通のレース・ウィークエンドだと思うよ。それが今の感じだよ。正直なところね。上手く行かないレースもあるし、そこには常に次のレースがある。もちろんいつもパフォーマンスを発揮したいけど、予選のひとつのミスでプレッシャーが増しても意味がないよ。もちろん、僕はいつもいい週末になることを願ってるけど、普通な週末だと感じてるよ。

Q.前の質問に関してですが、フェルナンドは彼ら(リバティ)はF1を変える力を持っていると話されました。もしあなたがその力を持っていたなら、現在のF1で何を変えたいですか?
ライコネン:僕にはないよ。

Q.変えたい部分はありませんか?
ライコネン:僕にはそういった力はない。それについて考えるにしても、何の意味があるかわからない。僕はそういう力はゼロなんだから。そこを分かってる? 僕ら(ドライバー)にはできない。僕らはルールを作ることができないんだよ。

アロンソ:そうだね、接戦になったらいいかな。そうなるのはいつだって歓迎だよ。でもF1は常にそういうふうにやってきた。テレビでかなり古い時期のを見たのをおぼえてる。先週テレビでやってたけど、90か89年ので、先頭の4台を除いてみんなフラットだった。僕らはビッグネームがいたその黄金期のことをおぼえてるし、今見るなら、ほかのカテゴリーだとたとえばインディカーとそのほかのレースだと最後の10周まで結果は分からないし、テレビで見てる人たちにとってエキサイティングになる。僕らは今、木曜日の段階で予選の順位を予想できちゃう。それはちょっと悲しいね。

ボッタス:そうだね、みんな、すべての視聴者、すべてのドライバーと同じように、フェルナンドが言ったように僕らはみんなもっと接戦になってほしいけど、それはどうすればいいんだろう? それは僕にできることじゃないよ。

Q.フェルナンド、今年の目標の一つにポディウムにふたたび上がるというものがあります。あなたがテストや開幕戦で経験したことをもとに、ポディウムに上がるにはフェラーリやメルセデス、それから同じエンジンを持つレッドブルを倒して行かなければなりません。正直なところ、それが可能だと思いますか? 今年の内に達成できるのでしょうか?
アロンソ:イエスだよ。僕らはすでにオーストラリアでポディウムまであと2つのポジションだった。彼らはかなり近いところにいるし、最後の10周は(ダニエル・)リカルドとキミ(・ライコネン)とも闘ってたし、レースでは何だってあり得るからね。僕は2008年にINGルノーで2つのレースに勝ってる。KERS(運動エネルギー回生装置)の導入初年度の2009年はポディウムに上がったし、チャンピオンシップで9位かそこらへんだったと思う。それでも僕はポディウムに上がってたし、F1では何だって可能だよ。その位置まで迫れたら、遅かれ早かれチャンスは巡ってくるだろうし、それをつかめる位置に僕らはたどり着く。今年はその可能性がかなりあると思ってるよ。

【翻訳:STINGER】
Photo by Ferrari S.p.A、McLaren、MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team

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