F1合同テスト初日はフェラーリの日

バルセロナのカタルーニャ・サーキットでF1合同テスト初日が終わった。2019年マシンが初めて同じ場所で走る場で、光ったのはフェラーリ。
セバスチャン・フェッテルがコクピットに納まって、朝9時から19時まで、1時間のランチタイムをはさむ9時間で169周を走り込み、タイムも早々に1分18秒161を記録して完璧な初日とした。
2番手のカルロス・サインツは、マクラーレンに移籍して初の本格走行を楽しみ、最後に最も柔らかいC4タイヤを履いて2番手タイムを記録し、昨年同様、見せ掛けのプロモーションラップとの見方をされている。
反対に、C2という硬めのコンパウンドのタイヤで走ったのはルイス・ハミルトンのメルセデス。バルテリ・ボッタスと合せて150周を消化して、淡々とプログラムを消化してみせた。
注目のホンダ勢は、レッドブルがマックス・フェルスタッペン、トロロッソが帰り新参のダニール・クビアトがステアリングを握り、6番手のタイムで初日を終えた。
テストは、21日までと26日から3月1日の合計8日間の予定で行なわれる。
| バルセロナ・テスト1 (プレシーズン・テスト) – 初日 結果 | |||||||
| 順位 | ドライバー | チーム | タイム | タイヤ | 周回数 | ||
| 1位 | セバスチャン・フェッテル | フェラーリ | 1:18.161 | C3 | 169 周 | ||
| 2位 | カルロス・サインツ | マクラーレン | 1:18.558 | C4 | 119 周 | ||
| 3位 | ロメイン・グロジャン | ハース | 1:19.159 | C3 | 65 周 | ||
| 4位 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1:19.426 | C3 | 128 周 | ||
| 5位 | キミ・ライコネン | アルファロメオ | 1:19.462 | C3 | 114 周 | ||
| 6位 | ダニール・クビアト | トロロッソ | 1:19.464 | C4 | 77 周 | ||
| 7位 | セルジオ・ペレス | レーシングポイント | 1:19.944 | C3 | 30 周 | ||
| 8位 | バルテリ・ボッタス | メルセデスAMG | 1:20.127 | C2 | 69 周 | ||
| 9位 | ルイス・ハミルトン | メルセデスAMG | 1:20.135 | C2 | 81 周 | ||
| 10位 | ニコ・フルケンベルグ | ルノー | 1:20.980 | C2 | 65 周 | ||
| 11位 | ダニエル・リカルド | ルノー | 1:20.983 | C2 | 44 周 | ||
| タイヤの種類 / 作動温度領域 | |||||||||||||
| やわらかい | ← | → | かたい | ||||||||||
| C5 (Uソフト) | C4 (Sソフト) | C3 (ソフト) | C2 (ミディアム) | C1 (ハード) | |||||||||
| 85~115° | 90~120° | 105~135° | 110~135° | 110~140° | |||||||||
※()内のタイヤの名前は昨年までの種類を参考にSTINGERで独自に割り振ったものです。
※通常のGP週末では全5種から選ばれた3つを硬い順から白黄赤に割り振られるため、タイヤは全部で3色しかありません。全5種が投入されるテストでは、両極端の硬さの2種類はサイドウォールのラインないテスト限定カラーが割り振られています。
[STINGER]大和 空/Sora Yamato
photo by FERRARI




