バルセロナ・テスト1、初日のトップタイムはハミルトン
相変わらずの信頼性の高さでトップタイム&周回数を記録したメルセデス。
27日(月)〜3月2日(木)の4日間、スペイン-バルセロナにあるカタルーニャ・サーキットでおこなわれれているバルセロナ・テスト1、初日のトップタイムはメルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラ・ワン・チームのルイス・ハミルトンが駆る「F1 W08 EQ パワー+」が記録した1:21.765だった。
2017年はさらなるタイムアップを目指してレギュレーションが変更となり、それに合わせて進化したマシンでハミルトンが初日に記録したタイムは、すでに昨年の同じくカタルーニャ・サーキットでおこなわれたスペインGP予選Q3で自身が記録した1:22.000を上回っている。
2位はスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・フェッテル、3位はウィリアムズ・マルティーニ・レーシングのフェリペ・マッサが続いた。
トップ周回数を記録したのはメルセデスで、今回のテストでも高い信頼性を発揮して152周をマークした。
マクラーレン・ホンダの初日を担当したフェルナンド・アロンソが駆る「MCL32」はオイルシステムの問題により午前中は1周したところでガレージに留まることになったが、問題の調査のためにパワーユニットを取り外し、午後は新しいパワーユニットに交換してテストを再開、合計29周を記録した。
レッドブル・レーシングの初日を担当したダニエル・リカルドが駆る「RB13」は走行中にストップして今シーズン最初の赤旗を出し、センサーシステムの問題で午前中は4周だけにとどまったが、午後はテストを再開して合計50周をこなした。
今回のテストは今シーズン最初に新車をテストできる最初のプレシーズン・テストで、10チームすべてが最初から新車を持ち込んでテストに参加している。
バルセロナ・テスト1 初日 | ||||
順位 | ドライバー | チーム | タイム | 周回数 |
1位 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1:21.765 | 73 周 |
2位 | セバスチャン・フェッテル | フェラーリ | 1:21.878 | 128 周 |
3位 | フェリペ・マッサ | ウィリアムズ | 1:22.076 | 103 周 |
4位 | ケヴィン・マグヌッセン | ハース | 1:22.894 | 51 周 |
5位 | ダニエル・リカルド | レッドブル | 1:20.926 | 50 周 |
6位 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1:23.169 | 79 周 |
7位 | セルジオ・ペレス | F.インディア | 1:23.709 | 39 周 |
8位 | カルロス・サインツ | トロロッソ | 1.24.494 | 51 周 |
9位 | ニコ・フルケンベルグ | ルノー | 1.24.784 | 57 周 |
10位 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン | 1.24.852 | 29 周 |
11位 | マーカス・エリクソン | ザウバー | 1:26.841 | 72 周 |
※参考タイム:
1:22.810(昨年のバルセロナ・テスト1でフェッテルが記録した最速タイム)
1:22.765(昨年のバルセロナ・テスト2でライコネンが記録した最速タイム)
1:22.000(昨年のスペインGP予選Q3でハミルトンが記録した最速タイム)
【STINGER】
Photo by MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team