フリー走行1 序盤
＜10時00分＞
灼熱の中でフリー走行が始まった。今年、いや、誰もが初めて走る。高温でのピレリ･タイヤのデータは、どのチームも持っていない。
気温は27℃、路面温度は、28℃である。
可夢偉は、高温対策か、白いヘルメットで確認のためのインスタレーション･ラップを終えた。
＜10時06分＞
21トゥルー/Tロータス、25ダンブロジオ/ヴァージン、10ペトロフ/ルノー、19アルゲルスアリ/トロロッソ、9ハイドフェルト/ルノーと続き、4バトン/マクラーレンを除く全車が確認走行を終えた。
＜10時08分＞
4バトン/マクラーレンが最後に確認走行を済ませた。すでに、21トゥルー/Tロータス、18リカルド/トロロッソ、19アルゲルスアリ/トロロッソはもう一度コースに出て、サイドの確認走行をこなした。
＜10時14分＞
15フルケンベルグ/Fインディアがメイン･ストレートを初めて通過した。
すでに、イスパニア･レーシング･F1･チームの2台も、とN.カーティケヤンの手で、無事にインスタレーションを終えている。
＜10時18分＞
22カーティケヤン/イスパニアが白煙をあげてストップ。エンジンが音を上げたか? 水曜日に最後のクラッシュ･テストを終えたというイスパニア･レーシング･F1･チーム。冷却系統の配管ミスか。いずれにしても、手痛い仕打ちに、チーム代表のコリン･コレスは思わずピットで頭を抱え込んだ。
＜10時21分＞
15フルケンベルグ/Fインディアが唯一周回タイムを記録している。1分42秒台。昨年のレース中の最速は、ウェバー/レッドブルの1分37秒台。
＜10時23分＞
9ハイドフェルト/ルノー、12マルドナド/ウィリアムズも周回タイムを記録、15フルケンベルグ/Fインディアは1分41秒台に駒を進めた。
＜10時30分＞
9ハイドフェルト/ルノーが、右前輪をスタックさせて、まったく回転しないタイヤを引きずってピットに戻ってきた。ヴィタリー･ペトロフの活躍の影で、ハイドフェルトはツキがない。
9ハイドフェルト/ルノーは、トラブルが起きる前に、1分40秒台を記録してトップに君臨していた。
