スタート1時間前のブラジルGP
<13時00分>
12時半からのドライバーズ・パレードも終り、各チームのガレージでは、エンジンの暖機音が響いている。気温は24℃だが、体感温度はもっと高く感じる。路面温度は45℃に上昇し、厳しいレースが予測されている。
ブリヂストンの浜島裕英MS・MCタイヤ開発本部長は、「スーパーソフトを履いている上位陣がいつタイヤ交換にピットインするかが最初の見所」と指摘した。
フルケンべルグ/10ウィリアムズがダッシュを決めて1コーナーを無事に回ると、後続のフラストレーションがたまりそうだが、「ストレート・スピードが違うから、追い越しはそう難しいない」という意見もある。
トップ10で気になるのは、ペトロフ/12ルノーが、Q3で使ったタイヤの関係から、交換ができること。他は全員、Q3で使ったスーパーソフトが義務づけられるが、ペトロフ/12ルノーは、ハードでのスタートも選択肢に入れられる。
11位以下はタイヤを自由に選べることから、常識的には硬い方のタイヤでスタートするはずだが、ポジションによっては「奇襲作戦」を考えているチームもあるかもしれない。
スタートに向けて、さらに路面温度が上昇し、47℃に達した。
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