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残り2周の緊迫ドラマ–F1GP第12戦イタリアGP決勝

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フェラーリのお膝元モンツァで、2位表彰台を獲得したフェッテル。

2015F1GP第12戦イタリアGPの決勝が、ミラノ近郊のモンツァ・サーキットで行なわれ、ルイス・ハミルトンが今期11回目のポールポジョンから今期7勝目、通算40勝目を飾った。

土曜日の予選は、最強メルセデスにフェラーリが割ってはいるグリッド。フェラーリのお膝元モンツァのレースは、予選結果が熱戦を期待させた。

しかし、注目のスタートで、2番手のライコネン+フェラーリが、アンチストールが働いてエンジンをストールさせて出遅れ、後続に飲み込まれて最後尾に落ち、一瞬、興奮に水がされたかに見えた。

だが、53周レースの終盤、残り数周のところで、圧倒的なスピードをみせて2位フェッテル+フェラーリ に大きく水を開けていたハミルトン+メルセデスに、ピットから「理由は後で説明するので、できる限りプッシュしろ」と突然の指示が飛び、緊迫感が高まった。

スパ-フランコルシャンのベルギーGPでタイヤバーストが問題になり、FIAが監視しているタイヤの内圧が低いことが判明、20秒のペナルティを受ける可能性が出たためだった。

ハミルトン+メルセデスの左リヤの空気圧が0.3低かったが、指示を受けたハミルトンはペースを上げ、25秒の差をつけてチェッカードフラッグをかいくぐった。

一方、ハミルトンとタイトルを争う僚友のニコ・ロズベルグは、予選時点で水漏れが発見されて交換していた古いエンジンから白煙を上げて、残り2周でエンジンから火を噴いてコースサイドにマシンを止めた。メルセデスにとってシーズン初のトラブルだった。

3位には、チームメイトのボッタス+ウィリアムズとのバトルの末、0.3秒差でマッサ+ウィリアムズが食い込み、今シーズン二度目の表彰台に上がった。

マクラーレン・ホンダは、スタートでジェンソン・バトンがダッシュを決めて9番手に着けたが、固い方のタイヤを選択していたこともあり、徐々に遅れて15番手。僚友のフェルナンド・アロンソは、残り数周のところで、パワーユニットのトラブルで戦列を去った。

次のレースは2週間後のシンガポールGP。さらにその翌週に、鈴鹿サーキットの日本GPが控えている。

シンガポールは、スパ-フランコルシャンやモンツァに比べてパワーユニットの差が出にくくなる。フォースインディア、レッドブルやザウバーが上位に迫り、激しいバトルが展開されそうだ。

2015F1GP第12戦結果
 1. ハミルトン+メルセデス
 2. フェッテル+フェラーリ 
 3. マッサ+ウィリアムズ
 4. ボッタス+ウィリアムズ
 5. ライコネン+フェラーリ
 6. ペレス+フォースインディア 
 7. フルケンベルグ+フォースインディア
 8. リカルド+レッドブル
 9. エリクソン+ザウバー
10. クビアト+レッドブル
11. サインツ+トロロッソ
12. フェルスタッペン+トロロッソ
13. ナッセ+ザウバー
14. バトン+マクラーレン・ホンダ
15. スティーブンス+マノー・マルーシア
16. メルヒ+マノー・マルーシア
 ロズベルグ+メルセデス
 アロンソ+マクラーレン・ホンダ
 グロジャン+ロータス
 マルドナド+ロータス
※詳細な結果はこちら

Photo by Ferrari S.p.A / FERRARI MEDIA
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