激しい風雨でフリー走行2は走れず–アメリカGP初日トピックス
テキサス州オースチンのサーキットof theアメリカで、2015F1GP第16戦アメリカGPのスケジュールが始まった。
雨のウィークエンドが予測されたが、フリー走行1はドライコンディション。しかし、フリー走行はハリケーンの影響で激しい風雨に見舞われ、まったく走れない最悪のパターンとなった。
今後のハリケーンの進路によっては、土曜日の予選と日曜日の決勝にも大きな影響がでる可能性が懸念されている。
◆タイトルの行方
19戦中の第16戦アメリカGP。4戦を残して、ドライバーズポイントは、トップのルイス・ハミルトンが302、2番手のニコ・ロズベルグが236。二人の差は66ポイントだが、アメリカGPが終わった時点で、この差が75ポイントに広がると、ハミルトンの2015ワールドチャンピオンが決まる。
この状況で、フリー走行1でロズベルグがトップタイム、ハミルトンは1秒以上遅れた5番手。さらに、フリー走行2が、ハリケーンの影響でまったく走れないという状況が加わって、波瀾の展開を予測させている。
◆2015最終バージョンのホンダ
2015最終バージョンと呼べるホンダのパワーユニットを得たアロンソ+マクラーレン・ホンダが、フリー走行1で9番手を記録した。
とはいえ、アロンソが記録した1分56秒台は、トップのロズベルグとの差が3秒近くあり、この段階では、どれだけ進化したかは明確ではない。
一方のバトンは、旧タイプのパワーユニットを使い、アロンソに遅れること0.45秒。
【STINGER】
Photo by Ferrari S.p.A