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ホンダ、インディカー200勝を達成!!

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ホンダにインディカー200勝目を贈ったスコット・ディクソン。

インディカーシリーズ第11戦が、ペンシルベニア州の山中にある全長2.5マイルのポコノ・レースウェイで、7月7日に決勝レースを行なった。摩天楼が林立するニューヨークから西へ約100マイルに位置する”トライアングル・オーバル”のインディカー・レースは1989年以来、24年ぶり。

快晴の中、正午過ぎにスタートした160周400マイルのレースは、終始ハイスピードで争われ、エンジン交換を行ったペナルティーで17番グリッドからのスタートしたスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)が、序盤にトップ10まで順位を上げ、3回目のピットストップを終えた133周目にトップに躍進。スピードと燃費セーブの両立を成功させ、パワーアップした新スペックのHondaインディV6ターボを武器に、今季初優勝を飾った。

2位、チャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング)、3位ダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)と、チップ・ガナッシ・レーシングが1-2-3を達成した。

またこの勝利は、1994年にアメリカのインディカーへ参戦を開始し、95年にニュー・ハンプシャー・インターナショナル・レースウェイで初優勝を記録したHondaのインディカー200勝目の記念すべき勝利となった。

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佐藤琢磨(A.J.フォイト・レーシング)は、スタートからトップグループにつけ、1回目のピットストップを終えた時点で3番手に浮上。マシンの仕上がりもよく、優勝の期待が高まったが、61周に2回目のピットストップに向かった際、ブレーキングポイントを見誤って、ライアン・ハンターレイ(アンドレッティ・オートスポート)に追突。ガレージに運ばれて修理が試みられたが、ダメージが大きくリタイアとなった。

ホンダに今期4勝目を送ったスコット・ディクソンのコメント。
「気温の高いコンディションでレースが戦われることを読んで、マシンに攻撃的なセッティングを施してスタートした。レースでは燃費のよさがカギを握った。Hondaエンジンは燃費が大変よく、ライバルに対して驚くほど優位だった。1年近くも勝利から遠ざかっていたので、また優勝できて本当にハッピー。しかも、Hondaにとっての200勝目という記念すべき勝利に関わることができ、光栄です」

惜しくも上位入賞を逃した佐藤琢磨のコメント。
「スタート直後からポジションを稼ぎ、リスタートでもさらに順位を上げていけ、トップがみえていました。1回目のピットストップのときにはピットロードへの進入で減速し過ぎたので、2回目はピット入口までもう少しプッシュしたのですが、ターン3からピット入口へのアプローチがオーバースピードになり、リアタイヤがロックしてマシンが横を向いてしまいました。あれは私のミス。勝てる可能性があったレースだけに本当に残念です」

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