ホットライン2011 round3 中国GP 2/2
◆マークと可夢偉にも、スタンディング・オベーション!
羽端: レッドブルについては、「敗れてなお速し!」という感を強くしました。このチームのクルマは、いま、すごく速い! レースは、ルイスのスキルと幸運が彼に勝利をもたらしたけど、表彰台の残りは二台のレッドブルですからね。
[STG]今回の殊勲賞は、L.ハミルトンとM.ウェバーですね!!
羽端: まあ、決勝でのセブの無線、マークの(予選での) KERS(カーズ=Kinetic Energy Recovery Systemの略。運動エネルギー回生装置)など、トラブルは少なくないチームですが、でも、その”鉄壁”ではないというのがカワイイところでもあって(笑)。
[STG]同感です。
羽端: われわれシロートとしては、ある種のハプニング性が皆無になっちゃうと、そのイベントやゲームへの興味、あるいは観戦意欲が薄れる傾向があります。したがって、レッドブル”くん”には、あの「マクラーレン・ホンダ」のようにはなってほしくない(笑)。
[STG]マクラーレン退屈症候群(笑)。
羽端: フフ、勝つにしても、ハラハラしながら見ていたい(笑)。
[STG]同感です。
羽端: また、今回のマーク(決勝18位スタート)みたいなことも、これからもやってほしい(笑)。
[STG]最後まで、きっちり組み立てていましたね、M.ウェバーは。途中で、14番手辺りを走っている時は、ダメなんじゃないの、と思っちゃって゜失礼しましたM.ウェバーさん(笑)。
羽端: 可夢偉ですが、今回は予選がアンラッキーでしたね。
[STG]というか、それで13番手ですから。みんな贅沢になっちゃってる(笑)。
羽端: でも、決勝では、相変わらず”見せて”くれました。
[STG]最後が素晴らしかった。
羽端: 彼自身のコメントにもあったけど、今年は「二強」があって、そして、それにつづく三位のポジションを競っているフェラーリ、ルノー、メルセデスがあって・・・。だから、単純計算をすれば、これで「10台」は埋まってしまう。
[STG]ですです。
羽端: さらには、これも可夢偉のコメントだけど、今年はリタイヤで完走台数が減るとか、その種の事件が少なくて、レースがいわゆる荒れ模様になってない。
[STG]だから順当に行ったら11位にしかなれないわけです
羽端: ということで、「二強+三チーム」以外のドライバーは、ポイントは取れないはずなんだけど、なぜか可夢偉だけは、いつもそれをゲットするんだなあ!(喜)
[STG]それも、計算づくで。最後に抜いてきやがった(笑)。
羽端: あ、それそれ! 「待ってた」というやつですよね。何のこっちゃと思ったら?
[STG]抜かずにとっておいた、と。早い時点で抜いちゃうと、DRS(可変リヤウイング)で抜き返される。これをきちんと考えられたのは素晴らしい。
羽端: 抜き返されるというリスクがなくなった時点で抜く! 相手の状況も含んで、そう「読んだ」のも偉いけど、そのプランをその通りにやってのけるドライバーは、もっと凄い!
[STG]まったく、可愛くないやつですね!!(笑)