ハミルトン強し!! –2014F1GP第4戦中国GP決勝レポート–
第4戦中国GPは、メルセデスに乗るルイス・ハミルトンが終始レースを圧倒し、自身初のF1GP 3連勝を飾った。メルセデスは、開幕戦のニコ・ロズベルグの勝利から4連勝。手がつけられないスピードで序盤戦を制圧した。
2位にはロズベルグが入り、依然、ポイントをリード、3位には、ダニエル・リカルドの追撃を振り切って、フェルナンド・アロンソが食い込み、今年初の表彰台を手に入れた。
スタートで、6番手から好ダッシュを決めたのはウィリアムズのフェリペ・マッサだったが、5位からこれも素晴らしい加速を見せたアロンソと接触、弾かれるようにジャンプして順位を落とした。直後の1コーナーで、ロズベルグと、マッサと同じウィリアムズのバルテリ・ボッタスも接触、波瀾の幕開けとなった。
今回のハイライトのひとつとして、ダニエル・リカルドとセバスチャン・フェッテルの順位が挙げられる。リカルドは、週末を通じてフェッテルをリード。レースでもタイヤをうまくマネージメントし、途中でピットからフェッテルに対して、”譲れ”の指示が出され、4年連続チャンピオンは渋々ながら先を譲る場面が展開した。
18番手からスタートした小林可夢偉+ケータハムは、最終ラップに宿敵マルーシアのジュール・ビアンキを狙い澄まして見事にパス!! 17番手でゴールした。
次の第5戦は、本場ヨーロッパに戻る最初のレースとなるバルセロナのカタロニア・サーキットでのスペインGP。3週間のインターバルの間に、勢力図が変化する可能性もあり、闘いの行方から、ますます目が離せなくなっている。
◆2014F1GP第4戦中国GPトップ10
1. ハミルトン+メルセデス
2. ロズベルグ+メルセデス
3. アロンソ+フェラーリ
4. リカルド+レッドブル
5. フェッテル+レッドブル
6. フルケンベルグ+フォースインディア
7. ボッタス+ウィリアムズ
8. ライコネン+フェラーリ
9. ペレス+フォースインディア
10. クビアト+トロロッソ
17. 小林可夢偉+ケータハム
Photo by MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team