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格段に成長したバトン — マクラーレン・ホンダの2015年が始まったその2

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久しぶりにチームメイトがワールドチャンピオンになるバトンの実力が試される。
一時は、バトンは引退して日本国内を走る、という噂もまことしやかに流れていたが、そうはならなかった。ワールドチャンピオンが日本で走れば観る方としては話題になるかもしれないが、基本的に契約金が天と地ほども違うことからして、ほぼありえない話だろう。
ところで、思い出すのは、2009年にバトンがワールドチャンピオンになった翌年、ルイス・ハミルトンの相方としてマクラーレンに移籍したときである。ハミルトンは、ロン・デニスのお気に入りであり、天然自然の天才ドライバー。バトはなにを思ってマクラーレンに移籍するような”愚挙”に出たのか、という声もあった。正直なところ、私自身も、選択ミスを感じたものだ。
しかし、ハミルトン/バトンのコンビでの成績は、予想を覆すものだった。バトンがハミルトンのチームメイトだった2010年から3年間の二人の成績を比べてみると、以外や以外!!
<2010>
ハミルトン シリーズ4位(240P)/優勝3回
バトン   シリーズ5位(214P)/優勝2回
<2011>
バトン   シリーズ2位(270P)/優勝3回
ハミルトン シリーズ5位(227P)/優勝3回
<2012>
ハミルトン シリーズ4位(190P)/優勝3回
バトン   シリーズ5位(188P)/優勝2回
<合計>
バトン   3年間トータル5位(672P)/優勝7回
ハミルトン 3年間トータル4位(657P)/優勝9回
3年間で、優勝はハミルトンが9回、バトンが7回だが、獲得ポイントは、ハミルトンの657ポイントに対してバトンは672ポイントと多いのだった。
要するに、バトンは、天然自然な速さではハミルトンに一目置きながら、レース全体の組み立てで、少なくともその3年間では、ハミルトンより優れていることを証明したことになる。この事実も、ホンダのパワープラント開発に貢献しそうな期待ができる。
そしてバトンは、”ハミルトンの時と同様、アロンソとのコンビネーションはチャレンジだ”と言っている。そのためにやっているのだ、と。素晴らしいコメントには、ジェシカさんでなくてもクラッとする!!
ハミルトンがメルセデスに移籍して以来、特に今年の後半に冷静さを身につけ、成長を感じさせた。ここ数年間で、バトンにも同じことが言えるかもしれない。バトンは、ホンダF1レーシングのステアリングを握っていた2006年から2008年まで、果敢さがもの足らない、という評価だった。
例えば路面がウェットで不安定な場面になると、途端にポテンシャルが落ちる、といわれていた。しかし、2000年からのF1経験15年、2009年のワールドチャンピオンで自信をつけてから5シーズンの経験で、別人になっているとも。
そして、こうも言っている。”6年間一緒に過ごしたホンダには、栃木研究所で熱い歓迎も受けた。そして、やり残していることがある”と。


[STINGER]山口正己

Photo by McLaren / HOCH ZWEI
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