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アロンソは、古巣との調和が課題?! — マクラーレン・ホンダの2015年が始まった その-3

再びタッグを組むことになったアロンソとマクラーレン。


バトンとコンビを組むフェルナンド・アロンソは、武士道に興味を持っているだけのことがあり、レース中のバトルで姑息な手段を取らないことはつとに有名だ。常に正々堂々と闘いを展開するという点で、バトンも同じ。ここも二人のコンビネーションが素晴らしいといえるところである。

フェラーリでアロンソを間近から観察した浜島裕英エンジニアが、”もしかするとミハエル・シューマッハより上かもしれない”という集中力と、瞬時に本番ペースの”グランプリ・モード”で走ることができる能力を、マクラーレン・ホンダでも発揮することが期待されている。

心配なのは、2007年に、2年連続ワールドチャンピオンの称号を手みやげにジョイントしたマクラーレンで、ハミルトン寄りになる待遇に嫌気がさして1年限りでチームをやめているところだ。2014年から、その時に指揮をとっていたロン・デニスが現場に復帰したこともあり、二人の関係が懸念されるところだが、相方がデニスが幼年時代からハミルトンからバトンに交代したことから、どうやらその心配はしなくて大丈夫なようだ。

ホンダが配信したビデオコメントの中でアロンソもこのことに具体的に触れ、”ハミルトンとのときは、ナンバー1になれなかった”と真意を明かし、今回は、ナンバー1待遇であることを暗に示唆している。

ホンダのパワープラントがライバルより1年遅れで参戦することに対して、当然アロンソのマネージメントは、契約条項に成績不振のときのことを盛り込んでいるはずで、もしかすると1年限りでマクラーレンを去る可能性もある。

しかし、アロンソは、ホンダが最近設備拡大をした”サクラ”の研究施設を訪れ、そこで設備を見てマクラーレン・ホンダとの契約を決断したとも言われている。アロンソが認めた設備は、門外不出でどんな規模かは想像の域を出ないが、フェラーリやマクラーレン・テクノロジーセンターでF1クォリティを知っている目で判断したことを考えると、もしかするともしかして、ホンダのパワーユニットがシーズンの早い時期に、”それなり以上の活躍”を見せてくれるかもしれない。

マクラーレン・ホンダの2015年が始まった その-4(終章)につづく

Photo by McLaren
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