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2015年のレギュレーション変更点

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バーチャル・セーフティ・カー導入をはじめ、ポイント2倍の廃止やSライセンスの取得条件などが変更に。

FIA(国際自動車連盟)は3日(水)、カタール-ドーハで国際モータースポーツ評議会の会議をおこない、決定した2015年のレギュレーションの変更点を発表した。

大きく変更が加えられたレギュレーションは次の通り。

■ポイント2倍
最終戦のポイント2倍は今年限りで廃止。

■スタンディング・リスタート
チームとの話し合いにより、来年から導入されるはずだったセーフティ・カー後のスタンディング・リスタートは、安全上の理由で廃止。

■バーチャル・セーフティ・カー(VSC)
今年の終盤におこなわれたテストの結果を踏まえ、2015年から導入が決定。VSCは、セーフティ・カーが出動するほどではないものの、危険な状況であると判断された場合、サーキットの特定の区間でマシンの速度を制限するための新しいシステム。

■レースの中断
レースが中断されれる場合、リスタート時にマシンはスターティング・グリッドへ着かない。代わりに、すべてのマシンはピットレーンの出口で待機する。そのとき、ピットレーンの出口は閉鎖され、最初にピットレーンに到達したマシンは直接ピットレーンの出口に並び、後続のマシンはゆっくりそのうしろに並ばなくてはならない。

■グリッド上に残ったチームスタッフと備品
15秒前シグナルが出されたときに、グリッド上にチームスタッフと備品が残っていた場合、それに関連するドライバーはピットレーンからレースをスタートしなければならない。それができない場合は10秒ストップ&ゴー・ペナルティを受ける。

■パワーユニット・ペナルティ
パワーユニットを一式交換してもペナルティの対象にはならなくなったが、現行のレギュレーションにあるように、パワーユニットを構成する個々の構成要素を交換した場合はその回数がカウントされ、回数が一定になるとペナルティの対象になる。仮にグリッド降格ペナルティをすべて消化できない場合、今年のように余剰分の未消化グリッド降格数が次戦に持越しされることはなくなった。その代わり、未消化分のペナルティはレースでタイム加算ペナルティに置き換えられる。

■危険なリリース
レース中、マシンが安全ではない状態でピットレーンにリリースされた場合、ドライバーは10秒ペナルティを受ける。

■予選
24台のマシンが予選に参加する場合、Q1とQ2では7台のマシンが次のラウンドに進出できない。22台のマシンが参加する場合、6台のマシンが各ラウンドで敗退する。

■セーフティ・カー
周回遅れの最後のマシンがレースのトップを走るマシンの前に出た時点で、その次の周にセーフティ・カーはピットへ戻る。そのため、レース・ディレクターは周回遅れのすべてのマシンがセーフティ・カーのうしろの列に着くことを待たずにリスタートできる。

■最低重量
燃料を含まない状態で702kgに引き上げ。

■スーパー・ライセンス取得条件
・18歳以上。
・F1のマシンを使用したテストで合計300kmを走破。
・下位フォーミュラで2年以上の参戦経験。
・下位フォーミュラでの成績をもとに算出したポイント制度で必要条件をクリア。

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