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大荒れのスパ、ロズベルグ+メルセデス初勝利!!–2016F1GP第13戦ベルギーGP決勝

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夏休み明け、2016F1GP後半戦の幕開けとなったベルギーGP決勝が難攻不落のスパ-フランコルシャンを舞台に行なわれ、大荒れのレースでロズベルグ+メルセデスがベルギーGP初勝利を飾った。

レースはスタートから荒れ模様の様相を呈した。まずスタート直後の1コーナーでフェラーリが同士討ち。右のアウト側から回り込んだセバスチャン・フェッテルが右にいたキミ・ライコネンに接触、ライコネンは弾みでさらに右にいた予選2番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に当たりフェラーリの2台は大きく遅れた。

この混乱を切り抜けたバトン+マクラーレン・ホンダは、コースを外れスピードを落した結果、オールージュ後のストレートでパスカル・ウェーレイン(マノー)に追突されてリタイアを喫した。

フェラーリのアクシデントで散乱したパーツの影響か、サインツ+トロロッソがバックストレートでタイヤ・バーストでリタイヤ、続いて、6周目に、ケビン・マグヌッセン(ルノー)が、スパ-フランコルシャン名物のオールージュ・コーナーで300km/h以上の高速クラッシュ。ドライバーは無事だったが、壊れたタイヤバリア修復のためにレースが一時中断した。

再開したレースの注目は、最後列からスタートしたフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)の追い上げだった。

ハミルトン+メルセデスは表彰台を射止め、アロンソ+マクラーレン・ホンダは7位でゴール。メルセデスの強さはすでに知られたところだが、今回から新たなパワーユニットを投入したホンダの進化が証明された。

マクラーレン・ホンダはアロンソの入賞で6ポイントを加え、コンストラクターズ・ポイントでトロロッソを抜いて6位となった。

予選2番手からスタートしながら、フェラーリの同士討ちに巻き込まれたフェルスタッペン+レッドブルは、その後、ライコネン+フェラーリとの先陣争いを始め、乱暴な走りが目についたが、予選でフェルスタッペンに先行を許したレッドブルの先輩ダニエル・リカルドは、3連続表彰台を得て、面目を保つことに成功した。

13戦を終了した時点のドライバーズポイント争いは、ハミルトン232、ロズベルグ223と接近、残り9戦で雌雄を決することになった。

次のレースは、イタリアGP。今週末にモンツァ・オートドロモで高速連戦を行なう。

◆2016F1GP第13戦ベルギーGP結果
 1. ロズベルグ+メルセデス
 2. リカルド+レッドブル
 3. ハミルトン+メルセデス
 4. フルケンベルグ+フォースインディア
 5. ペレス+フォースインディア 
 6. フェッテル+フェラーリ
 7. アロンソ+マクラーレン・ホンダ
 8. ボッタス+ウィリアムズ
 9. ライコネン+フェラーリ
10. マッサ+ウィリアムズ
11. フェルスタッペン+レッドブル
12. グティエレス+ハース
13. グロジャン+ハース
14. クビアト+トロロッソ
15. パーマー+ルノー
16. オコン+マノー
17. ナッセ+ザウバー
※以下、リタイア
 ケビン・マグヌッセン
 エリクソン+ケータハム
 サインツ+トロロッソ
 バトン+マクラーレン・ホンダ
 パスカル・ウェーレイン


Photo by Red Bull Racing / Getty Images/Red Bull Content Pool
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F1ドライバーズ・ポイント
1位マックス・フェルスタッペン491ポイント"
2位セルジオ・ペレス240ポイント
3位ルイス・ハミルトン220ポイント
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1位レッドブル・レーシング860ポイント
2位メルセデス409ポイント
3位フェラーリ406ポイント

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