ハミルトン、完璧な走りでロズベルグに”待った!!”–2016F1GP第21戦(最終戦)予選
ルイス・ハミルトンが素晴しい集中力を見せた。
2016年の最後を飾るアブダビGPの予選が、夕闇迫るヤス・マリーナ・サーキットで行なわれ、緊迫の予選をルイス・ハミルトン(メルセデス)が、タイトルマッチの相手ニコ・ロズベルグ(メルセデス)に0.3秒の大差を着け、今シーズン12回目、F1通算61回目のポールポジションを決めた。
ルイス・ハミルトンは予選後、「61回という数字に驚いている。(64回のアイルトン)セナに追いつくように頑張っている」と、やや瞳を潤ませてコメントした。
2位に甘んじたニコ・ロズベルグは、「ポールポジションを目指していたけれど、ルイスに届かなかった」とコメント、”アタックでミスしたのは緊張したのか”という質問に、「予選はいつも緊張している」と、心持ち固い表情で答えた。
12点リードで最終戦に臨んだニコ・ロズベルグは、ルイス・ハミルトンが優勝してもニコ・ロズベルグが3位ならチャンピオンはニコ・ロズベルグのものになる。
順当にいけば、ニコ・ロズベルグは結果のままで2位になる可能性が高いが、レースを左右するのは、6番手のマックス・フェルスタッペンが、スーパーソフトでスタートできること。他の上位陣は、Q2でベストタイムを記録したウルトラソフトを義務づけられていることで、レースの展開を優位に進められ、ニコ・ロズベルグにとって、やっかいな存在になるかもしれない。
ステップアップの2シーズン目を過ごしたマクラーレン・ホンダは、フェリペ・マッサとともにこのレースが最後F1GPとなるジェンソン・バトンがQ2でノックアウトしたが、フェルナンド・アロンソはQ3に進出、9番手グリッドからレースをスタートする。
ジェンソン・バトンは、12番手だったが、11位以下はタイヤを自由に選べる特権があり、それを活かしたレースに期待が集まっている。
明日日曜日の決勝は、午後17時(日本時間22時)、トワイライトの中でスタートする。
◆2016F1GP第21戦アブダビGP予選
1. ハミルトン+メルセデス
2. ロズベルグ+メルセデス
3. リカルド+レッドブル
4. ライコネン+フェラーリ
5. フェッテル+フェラーリ
6. フェルスタッペン+レッドブル
7. フルケンベルグ+フォースインディア
8. ペレス+フォースインディア
9. アロンソ+マクラーレン・ホンダ
10. マッサ+ウィリアムズ
以下、Q2ノックアウト
11. ボッタス+ウィリアムズ
12. バトン+マクラーレン・ホンダ
13. グティエレス+ハース
14. グロジャン+ハース
15. パーマー+ルノー
16. ウェーレイン+マノー
※以下Q1、ノックアウト
17. クビアト+トロロッソ
18. マグヌッセン+ルノー
19. ナッセ+ザウバー
20. オコン+マノー
21. サインツ+トロロッソ
22. エリクソン+ザウバー