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「差を縮められない理由はない」(フェッテル)–2016F1GP第2戦バーレーンGP予選後会見

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僅差で51回目のポールを決めたハミルトン。前回と同じように、新しい予選フォーマットの是非にはあまり関心がない模様。

*QUESTIONS FROM THE FLOOR*

—-みなさんにお聞きします。新しい予選フォーマットを2戦やりました。去年までの予選と比べて、よりストレスがありますか、それとも?
ルイス・ハミルトン(以下、ハミルトン):正直に言って、前にいる時は何も変わらないよ。ピットを出ていくポジションで少しばかり助けられるかもしれないけど、実際に何も違いはないね。個人的には少しも気にしてないよ。前にやっていたように、自分のラップを決めるだけだよ。

ニコ・ロズベルグ(以下、ロズベルグ):最終的にはテレビの前で観ているみんなとサーキットの観客に聞かないとね。もしみんなが好きじゃないままなら、変えるべきだよ。

セバスチャン・フェッテル(以下、フェッテル):このフォーマットでは、多かれ少なかれ、みんなが直ぐに出て行くことになる。そうしないとノックアウトされるからね。そして、TOP5を走る僕たちにとっては、多くの時間をガレージで座って待つことになるんだ。最後の4分間に何も起きないのは、良いことではないよ。普通は、Q3だけでなく、Q1、Q2でも、何度かラップを叩き出すべきだよね。

—-ニコ、昨日は最速でした。今日はルイスに0.077秒負けました。この理由は?
ロズベルグ:違うよ。この週末をとおしてうまくいっているんだ。予選の最後もね。僕はいいラップをしたんだけど、ルイスの方が0.07秒よかったってことさ。それだけだよ。

—-ちょっとだけ、予選の話に戻ってよいでしょうか。特に、GPDAでの役目があるセバスチャンに聞きます。昨日、バーニーは「ドライバー達はチームに言われたことを言っているだ」、「彼らは意見なんて持っていない」そして、「ただ、おしゃべりなだけだ」と言いました。私はドライバー達は意見を持っていると思います。バーニーに言いたいことはありますか?
フェッテル:僕たちは政治的なことはない。書簡を最後まで読めば「すべてのドライバーを代表して」と書いてある。アレックス(・ブルツGPDA=グランプリドライバーズアソシエイション会長)、僕、ジェンソン(・バトン)だけでなく、ドライバー全員なんだよ。「すべて、またはいくつかのチームを代表して」とは読めないよ。僕は「ドライバーを代表して」と読んだ。それだけさ。

—-セバスチャン、あなたは、メルボルンでしたように、よりリスクのあるストラテジーで、より柔らかいタイヤを選んで、メルセデスにチャレンジしますか? スーパーソフトのタイヤはここでも同じく十分に良いですか? それとも、ファーストスティントだけですか?
フェッテル:いつも、どうレースが進むかにかかってるんだよ。おそらく、ここではメルボルンよりもね。いくつかのストラテジー上のオプションを持っているよ。でも、言ったように、レースがどう進むかに大きくかかっている。

スタート、そしてファーストコーナーを抜けた後、1周目でどうなるかを見てみないとね。明らかなのは、去年見たとおり、タイヤをうまく使うことだよ。去年、キミは、ニコやルイス、そして僕とは反対のストラテジーで走り、そして最後はうまくやった。常に何か違うことをやらないとね。何か起きるか、明日、うまくやれればって、思うよ。

—-ニコとルイスに聞きます。明日、様々な要素を考慮した上で、どのようにやりますか? あなた達のストラテジーは個々に決めますか? それともガレージ内の相手を見て決めますか?
ロズベルグ:ストラテジーはチームが決めるよ。僕たちは、明日の朝、いちばん可能性が高いストラテジーと、プランAがうまくいかなった時のプランBを話し合うんだ。僕らが決めたことが100パーセントかはわからないからね。明日の朝、そしてその後、どうなるか見てみようよ。

—-ルイスはどうですか?
ハミルトン:いくつもオプションはないよ。いちばん最適なもの、そして次に最適なもの、それから最悪なもの。チームは最適なものを選ぶんだ。彼らはすべてをシミュレーションして、何がベストかを知ってるからね。もちろん、ちょっと違うこともあるけど、僕たちのストラテジストは信じられないくらい賢いんだ。僕らは彼らの指示に従うよ。

—-セバスチャン、2020年までにフェラーリでチャンピオンシップを勝つことはできますか?
フェッテル:ん? 2020年まで? ずいぶん先だね。僕は2020年までの契約は持っていないよ。

まず、最初に整理する必要があるね。昔はどうだったかは別として、僕はとても自信があるよ。僕が初めてマラネロに来て、ファシリティを見て、可能性を感じ、ここの人々に会ったときはとても印象的だったし、今も何も変わっていないよ。明らかに、去年は強い年だったけど、期待はずれなこともあった。

でも、僕たちのモティベーションを引き上げてくれた。僕たちは多くのことが起きることを知っているし、多くのことが起き続けることで、将来、僕たちをもっと強くしてくれるはず。

実際のところ、既にいくつかの”事”は起きているし、去年のクルマより今年のクルマはたくさんの良いところがある、大きな前進だよね。今後の予定としては他にも予定されていることがある。

今年を含めて全般的には将来のことをだけどね。一度、すべてを落ち着いて考え、ここのすべてに集中する。そうすることだけが僕らを強くするんだ。

今、僕らはトラック上では0.5秒離されている。明日のギャップを見てみようよ。将来的には、少なくとも0.5秒、そしてそれ以上の差を詰めることができない理由はないよね。
【翻訳:Masataka Hoshi】
Photo by Ferrari S.p.A / FERRARI MEDIA
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