またもハミルトンに不運!!–2016F1GP第4戦ロシアGP予選
ハミルトンは、またしても不運に見舞われた。
ニコ・ロズベルグ(メルセデス)の独り舞台の予選だった。2番タイムをセバスチャン・フェッテル(フェラーリ)、3番手にバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)が続いた。
トップ10を決める予選Q3が始まった時、Q2をトップタイムで終えたルイス・ハミルトン(メルセデス)のマシンが修理用の”ウマ”に載せられた映像がモニターに映し出された。
メルセデスは、MGK-Hの不具合と発表、ポールポジョン最有力候補のハミルトンが、Q3に出走できないことが判明し、ここまで3連続優勝のニコ・ロズベルグの天下になることが決まった。
ロズベルグ+メルセデスは、唯一の1分35秒台を記録、2番手のセバスチャン・フェッテル(フェラーリ)を0.7秒以上突き放していたが、2度目のアタックを行ない、セクター1とセクター2で区間ベストを塗り替えた。しかし、最後のセクター3でコースをはみ出し、タイムアップできなかったが、それでもこの大差。改めてメルセデスの優位を証明した予選だったが、シルバー・ジャイアントの脆さも見せる結果となった。
2番手タイムを記録したフェッテル+フェラーリ は、ギヤボックスの交換により、5グリッドダウンのペナルティを受けており、決勝レースは7番手からスタートする。10台が残るQ3に進みながら走れなかったハミルトン+メルセデスは10番手グリッドから。明日のレースでは、スタートの1コーナーで、この2台がどう動くかが最初の焦点となる。
マクラーレン・ホンダは、順調にQ1をクリアーし、16台が残るQ2に進出したが、ジェンソン・バトンが12番手、フェルナンド・アロンソが14番手で目標のQ3進出を果たせなかった。
しかし、12番手でノックアウトしたバトン+マクラーレン・ホンダの1分37秒606が、5/100秒速ければ、10番手だった1分37秒606のクビアト+レッドブルを追い落してQ3に進出できる極めて惜しい結果だった。
結果は結果だが、わずかずつ進化を見せるマクラーレン・ホンダ。今週末は目立ったトラブルもなく、レースでの健闘が期待させる予選だった。
◆2016F1GP第4戦ロシアGP予選
1. ロズベルグ+メルセデス
2. フェッテル+フェラーリ
3. ボッタス+ウィリアムズ
4. ライコネン+フェラーリ
5. マッサ+ウィリアムズ
6. リカルド+レッドブル
7. ペレス+フォースインディア
8. クビアト+レッドブル
9. フェルスタッペン+トロロッソ
10. ハミルトン+メルセデス
11. サインツ+トロロッソ
12. ジェンソン・バトン
13. フルケンベルグ+フォースインディア
14. アロンソ+マクラーレン・ホンダ
15. グロジャン+ハース
16. グティエレス+ハース
17. マグヌッセン+ルノー
18. パーマー+ルノー
19. ナッセ+ザウバー
20. ウェーレイン+マノー
21. ハリアント+マノー
22. エリクソン+ザウバー
Photos by MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team