リカルドにまさかの笑顔なし?! 雨で際立った伝統のレース–2016F1GP第6戦モナコGP決勝
ハミルトンとペレスとは対照的に、納得のいかない結果に表情が曇るリカルド。
はしゃぎまくるルイス・ハミルトン、2位のダニエル・リカルドは静かにシャンパン・ボトルを置いた。
F1GP第6戦モナコGPの決勝が5月29日に行なわれ、雨で始まったセーフティ・カー・スタートのレースを、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が制圧した。
ルイス・ハミルトンはこれでF1GP通算44勝目、自身のゼッケンと同じ数字に、8戦振りにたどり着いた。
ポールポジョンからスタートし、序盤をリードしたリカルド+レッドブルは、タイヤ交換の際にピットにタイヤが用意されておらずタイムロス。ピット出口でハミルトンに先行され、ペースは終始上回りながら、追い越しの難易度が高いモナコの前に2位に甘んじ、唇を噛むしかなかった。
3位には、セルジオ・ペレス(フォース・インディア)が食い込んだ。ロイヤルボックスに招かれた3人の中で、最も初々しい喜びを爆発させた。
優勝したハミルトンのチームメイトのニコ・ロズベルグ(メルセデス)は、アロンソ+マクラーレン・ホンダの後塵を浴び続け、終盤にニコ・フルケンベルグ(フォース・インディア)に抜かれて7位に甘んじた。
マクラーレン・ホンダは、ドライバー・コースと言われ、発展途上のエンジンパワーでも闘える数少ないモナコを二人ともミスなく闘い、フェルナンド・アロンソが5位、ジェンソン・バトンが9位とダブル入賞を達成した。
アロンソ+マクラーレン・ホンダの5位は、昨年のハンガリーGPと並ぶ復帰後最高タイ記録。
次のレースは、モントリオールで行なわれるカナダGP。6月12日に決勝レースがスタートする。
◆2016F1GP第6戦モナコGP結果
1. ハミルトン+メルセデス
2. リカルド+レッドブル
3. ペレス+フォースインディア
4. フェッテル+フェラーリ
5. アロンソ+マクラーレン・ホンダ
6. フルケンベルグ+フォースインディア
7. ロズベルグ+メルセデス
8. サインツ+トロロッソ
9. バトン+マクラーレン・ホンダ
10. マッサ+ウィリアムズ
※以上、入賞
11. ボッタス+ウィリアムズ
12. グティエレス+ハース
13. グロジャン+ハース
14. ウェーレイン+マノー
15. ハリアント+マノー
以下、リタイア
エリクソン+ザウバー
ナッセ+ザウバー
フェルスタッペン+レッドブル
マグヌッセン+ルノー
クビアト+トロロッソ
ライコネン+フェラーリ
パーマー+ルノー
Photo by Force India F1 Team