ホンダRA300が50年振りに勝利のイタリアGPを走る!!
週末に迫った夏休み明けのベルギーGPと連続開催のイタリアGPで、ホンダRA300が優勝50周年を記念してデモランを行なう。
RA300は、ローラ社と共同開発で、僅か6週間の短期で仕上げられ、1967年イタリアGPのデビュー戦で、今年3月に逝去した故ジョン・サーティースが、ジャック・ブラバムとの接戦に競り勝った記念すべきマシン。
その時の会場と同じモンツァ・サーキットで開催される2017F1GP第13戦イタリアGPの決勝日に、現在、GP3に参戦中の福住仁嶺のドライブで走行する他、イタリアGPの期間中、展示エリアの特別展示ブースに展示される。走行は、12時10分(日本時間19時10分)からが予定されている。
<Honda RA300>
デビュー:1967年イタリアGP
エンジン:Honda RA273E 水冷90°V型12気筒NA
排気量:2,992cc
出力:420hp以上/11,500rpm
山本雅史本田技研工業株式会社 モータースポーツ部部長のコメント。
「RA300の勝利から50年という節目に、再び同じサーキットで同じマシンを走らせることができ、非常に嬉しく思っています。“何がなんでも勝つ”という強い想いから作られたこのマシンの走りと往年のV12エンジンが奏でるHondaサウンドを、ファンの皆様に楽しんで頂きたいと思います。また、この企画にご賛同・ご協力頂いたFIA、FOMに心から感謝いたします。」
ステアリングを握る福住仁嶺のコメント。
「今回が初めてF1マシンをドライブする機会ですが、その場所が50年前の勝利と同じイタリアのモンツァ・サーキットということでとても光栄に思っています。今後F1ドライバーとしてこのサーキットへ戻ってこられるように頑張っていきたいと思います」
RA300の詳細は、こちら。
[STINGER]山口正己
photo by HONDA