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始まった“リバティメディア時代”–新たな体制への期待と不安

F1は新たな時代に突入した。

11月25日に行なわれたヤス・マリーナ・サーキットのアブダビGPで、2017年F1GPシーズンが終了した。翌日から始まる“アブダビ・テスト”から、F1GPの世界は2018年モードに切り替わったが、それを象徴するように、最終戦アブダビGPの表彰台で、新しいロゴが発表された。

バーニー・エクレストンの配下から、リバティ・メディアに“F1の主導権”が移管したことが、改めて高らかに宣言されたのだ。

今年からF1GPがリバティ・メディアの主導になったことで、目立った変化があちこちで見られた。たとえば、予選後のトップ3インタビューが、コース上で行なわれることになったり、アメリカGPのスタート前進行のドライバー紹介がWWEやヘビー級ボクシングの実況で名高いアナウンサーだったり。

一方で、記念撮影がほとんどのドライバーがサングラスだったり、“自由”の範囲が広がっていることも変化のひとつだったかもしれない。

その昔、知り合いのイタリア人が初めて日本に来て、数日間過ごして不思議に思ったのは、テレビで“SHINHATSUBAI(新発売)”というフレーズをやたらに聞くことだったそうだ。日本人には“新しいことはいいこと”、という風潮があって、現在もその流れの中にあるけれど、時には歴史を大切にした方がいい、という意見も聞こえる。

リバティ・メディアの新しさが、ヨーロッパの古式ゆかしい伝統を損なわない範囲で、新しさにトライしてくれることを祈りつつ、新たな2018年を待ちたい。

アブダビで2018年に向けてのテストが始まり、すでにF1GPは2018年モードで進み始めた。

[STINGER]山口正己
Photo by Force India F1 Team

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