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99 ホンダのパワーユニットへの期待–カウントダウン企画 2018F1GP開幕まであと99日

99(100から続く)

最も注目したいトロロッソ・ホンダで気になるのは、まずはホンダのパワーユニットの仕上がり。2017年終盤にそれなりのポテンシャルを発揮するようになったけれど、実際には、まだまだ。「ホンダは、どこよりも回転が低く、馬力はメルセデスに比べると5〜7%くらい低い」という声もある。まずはここを縮めることが課題になる。

そのために必要な課題はいくつかあるが、まずは、本田技研工業株式会社の体制が、F1を闘うに足る一枚岩になることだ。

ホンダは、12月7日に、2018年の体制変更を発表した。それによると、
長谷川祐介F1プロジェクト総責任者が去り、田辺豊治テクニカル・ディレクター(以下、TD)が就任した。一見、代表者が交替しただけに見えるが、そうではない。これまで、長谷川F1プロジェクト総責任者は、開発と現場の責任者だったが、田辺TDは、「現場の指揮に専念する」と紹介された。

研究拠点の“HRD Sakura”を担当する執行役員が、「研究開発をリードするとともに、レース/テスト運営も統括する」としている。

その上で、「一方、テクニカル・ディレクターを新たに設置。初代テクニカル・ディレクターには田辺豊治が就任し、F1プロジェクト総責任者のポジションは廃止する」となっている。

さて、レースの現場指揮を田辺TDが背負うのは、第二期にゲルハルト・ベルガーのレースエンジニアとして活躍し、そのごインディカーの活動を支えて佐藤琢磨のインディ500制覇にも貢献したモーターレーシングの神髄を知る田辺TDの抜擢は正解だ。しかし、これですべてが解決するのだろうか。問題は、田辺TDより上の、予算決定を掌握する上層部の“決意”だ。

[STINGER]山口正己

98につづく)

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