最終戦に優勝して逆転タイトルを決めるという最高のドラマを見せた室屋義秀。
2017年は、日本人とインディにとって忘れられない年になった。5月28日のメモリアルディに、佐藤琢磨が日本人として初めて伝統のインディ500ウィナーになったのに続くように、10月15日には、同じインディアナポリス・インターナショナル・スピードウェイで行なわれたエアレース最終戦に室屋義秀が勝ち、2017年シリーズチャンピオンの称号を獲得した。
タイトルマッチとなったエアレース最終戦の会場には、佐藤琢磨が室屋義秀の応援に駆けつけ、さまざまな場面で2ショットに納まった。
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▲室屋のマシン“Edge 540”のコックピットに座る琢磨。「同じシングルシーター、Gと闘うのも同じ」とご機嫌だった。
▲勝利の瞬間。二人とも絶叫している。辛さを乗り越えた勝利者だけが分かり合える素晴しい関係。右で、今シーズンのエアレースを追った辻よしなりアナも歓喜の雄叫びを上げている。
▲室屋義秀のインディ勝利とシリーズタイトルを讃える佐藤琢磨。
▲インディアナポリス・インターナショナル・スピードウェイがレンガ路面だったことを記念して残された“ブリックヤード”にキス。インディ500やNASCARのブリックヤード500ウィナーが必ずやる恒例行事だが、ここを走ることがないエアレーサーの室屋義秀がここにキスするとは!! それも、佐藤琢磨と並んで日本人二人で。これを快挙といわずになんと言う。
▲二人の日本人がインディで勝った2017年は、永遠に記憶に刻み込まれた。
[STINGER]山口正己
Photo by Red Bull Racing