メルセデス逃げきり、混沌の後方集団–2017F1GP第2戦中国GP
どんよりとした空模様の上海サーキットで行なわれた中国GPは、ウェットのインターミディエイトタイヤからドライタイヤに交換する気の抜けないドラマ含みの中身の濃い展開を見せたが、ここで勝ったのは最強メルセデスのルイス・ハミルトンだった。
この勝利はルイス・ハミルトンにとって中国GP5勝目、F1GP通算54回目と強さをここでも証明した。
とはいえ、開幕戦を制したセバスチャン・フェッテルのフェラーリがメルセデスに食い下がり、混沌のシーズンであることも証明するレースだった。
上海サーキットは、マシンポテンシャルを如実に表すコースであり、ハミルトン+メルセデスに拮抗した展開は、フェラーリ陣営を勇気づけた。
3位と4位にレッドブルが食い込んだ。マックス・フェルスタッペンは、16番手からスタートで表彰台まで駆け上がった。濡れた路面で縦横無尽の走りを展開したが、チームの先輩ダニエル・リカルドは、終盤にフェルスタッペンを追い上げ、最終ラップでオーバーテイクを試みたが果たせなかった。
マクラーレン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが、「ウェットならなんでも起きる」と予言していたように、スタートで一気に13番手から9番手にポジションを上げ、一時は6番手まで上昇して結果を期待させたが、終盤にドライブシャフト破損でリタイア。チームメイトのストフェル・ヴァンドーンは、序盤にピットガレージでマシンを降りた。
次の第3戦はバーレーンGP。連戦として来週、砂漠の中のザヒール・サーキットで行なわれる。F1GPは、面白さを加速して進行している。
◆2017F1GP第2戦中国GP結果
1. ハミルトン+メルセデス
2. フェッテル+フェラーリ
3. フェルスタッペン+レッドブル
4. リカルド+レッドブル
5. ライコネン+フェラーリ
6. ボッタス+メルセデス
7. サインツ+トロロッソ
8. マグヌッセン+ハース
9. ペレス+フォースインディア
10. オコン+フォースインディア
11. グロジャン+ハース
12. フルケンベルグ+ルノー
13. パーマー+ルノー
14. マッサ+ウィリアムズ
15. エリクソン+ザウバー
以下、リタイヤ
16. アロンソ+マクラーレン・ホンダ
17. クビアト+トロロッソ
18. ヴァンドーン+マクラーレン・ホンダ
19. ジオヴィナッツィ+ザウバー
20. ストロール+ウィリアムズ
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MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team
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