若年層化するF1–カウントダウン企画 2018F1GP開幕まであと58日
(59日からつづつ)
知れば知るほどF1開幕が楽しみになる。
今年F1GPに参戦する20人のドライバーは、19歳のランス・ストロールから38歳のキミ・ライコネンまでの平均年齢は26.7歳。思ったより高齢? しかし、1950年のF1GP第一回に参加した23人の平均年齢は35.9歳だったことからすると、考えられない数字だ。
今年参加するドライバーの最年少はランス・ストロールの19歳で、20歳にマックス・フェルスタッペンと新参のシャルル・ルクレール、21歳にエスティバン・オコン、22歳にピエール・ガスリーと、活きのいい若手がそろっている。
F1ドライバーのデビュー年齢は、“23歳まで”というのが20年ほど前からの不文律だが、過去には、例外もあった。日本人初のフルタイムF1ドライバーの中嶋悟さんは34歳だったし、5回のワールドチャンピオンを奪ったファン・マニュエル・ファンジオは38歳、初代ワールドチャンピオンのジョゼッペ・ファリーナのデビューは43歳だった。
言わずと知れた史上最年少デビューはマックス・フェルスタッペンの17歳。時代は巡り、全体に若返ったのは間違いないところだ。
(57日につづく)
[STINGER]山口正己
Photo by Red Bull Racing / Getty Images/Red Bull Content Pool