マクラーレンのエントリー名が変わった理由?–カウントダウン企画 2018F1GP開幕まであと31日
新シーズンに向けて鼓動が高まる!!
(32日からつづく)
マクラーレンの新車MCL33が発表された。数日前に、マクラーレンが流した動画で思わせぶりだった通り、カラーリングは、ブルース・マクラーレンが元祖マクラーレンで好んで使っていたオレンジ色になった。昨年のインディ500に参戦したフェルナンド・アロンソのマシンのカラーリングでリバイバルしたパパイア・オレンジだ。
正面から見ると、オレンジベース濃紺でスポンサー・ロゴが配置され、質素&クール。しかし、サイドポンツーンやエンジンカウルになにもないのが気になった。通常ここには、メインスポンサーのロゴが配置されるのだが、そこになにもない、ということは、大きなスポンサーがない、ということになる。
去年、もっとも大きなロゴは、HONDAだった。開発に多大な資金を要求するパワーユニットを供給する限り、当然の見返り? それとも、資金提供も? いずれにしても、ホンダと、今年供給を受けるルノーとは、“異なる関係”にあるようだ。
そのひとつの現れがロゴの大きさだが、もう一つ、FIAへのエントリー名が違っている。去年はマクラーレン・ホンダだったが、今年のエントリー名にルノーは入っていない。これがどんな意味を持つのか、シーズンが始まれば、なにかが見える? こんなところに注目して観戦すると、また一味違うF1が見えてくるかもしれない。
(30日につづく)
[STINGER]山口正己
Photos by McLaren