今日からF1プレシーズン・テスト開始!!–カウントダウン企画 2018F1GP開幕まであと29日
新シーズンに向けて鼓動が高まる!!
(30日からつづく)
本日2月26日から、シーズン開幕に向けて、本格テストが始まる。朝(日本時間夕方)には、トロロッソ・ホンダとフォースインディアの新車が発表され、めでたく10チームが出揃う。
テストの会場は、スペインのバルセロナ郊外のカタルニア・サーキット。そこが選ばれるのは、厳しい冬の中でも、F1の本拠地ヨーロッパの中では最も温暖な気候だからだ。
かつては、ポルトガルのエストリル・サーキットや、スペインのヘレス・サーキットが舞台だったが、いずれもF1開催が途絶え、安全の確保ができにくくなったことが会場移転の理由だ。
他に、イギリスのシルバーストンで、フィルミングデーと呼ばれて100kmまで、それもピレリが特別に支給するプロモーション・タイヤと呼ばれる硬いタイヤでの走行が行なわれることがあるが、そこはあくまで、イギリスに本拠地を奥チームが多く、“近所で転がす”ことが目的。具体的なテストは、合同テストまでおあずけとなる。
まずは軽く足ならしして、不具合がないことを確認した上で、本格テストが始まるが、ここ数年、精度がハイクォリティになったことで、初日からそれなりのタイムが期待できるはずだ。
去年のテスト初日は、ハミルトン+メルセデスが1分21秒台、フェッテル+フェラーリがコンマ1秒差で続き、マクラーレン・ホンダは、アロンソが1分24秒台という結果だった。ちなみにトロロッソは、サインツがアロンソ+マクラーレン・ホンダの前だった。
同じ会場で行なわれた2017年5月のスペインGPの予選タイムは、1分20秒台だったことを考えると、チーム力を読めるタイムが初日に記録されることになるだろう。
さて、今年のトップは? そして、登場が待たれるトロロッソ・ホンダ(初日はブレンダン・ハートレーがステアリングを握る)の滑り出しが気になってきた。
(28日につづく)
[STINGER]山口正己
Photo by SCUDERIA Toro Rosso / Getty Images