合同テストのインターバルの過ごし方–カウントダウン企画 2018F1GP開幕まであと20日
新シーズンに向けて鼓動が高まる!!
(21日からつづく
2月26日から3月1日の”合同テスト-1″が終わり、3月6日から同じく4日間の”合同テスト-2″を待っているところだ。このインターバルの4日間、各チームやドライバーはどうしているのだろうか。
関係者の行動には、大きく分けて2つのパターンが考えられる。
まず、本拠地に帰って、開発を継続するグループ。F1チームの多くはイギリスに本拠地を持つが、フェラーリとトロロッソはイタリア、ザウバーはスイスのファクトリーに戻る。
もうひとつは、バルセロナ居残り組。現在は、通信手段が高度に発達し、さらにF1チームはサテライトを使って衛星通信で膨大なデータをやりとりできるので、極端な話、地球上のどこにいても、テレビ会議を含めて意見のやりとりや意志の疎通が深い部分まで可能だ。
さらに、この4日間に週末が挟まることから、イギリスを往復するロスを考えると、すぐに戻ってくるバルセロナを出る必要性が低くなる。第一イギリスより食事がおいしい!!
要するに、インターバルの間も、カタルニア・サーキットを動かなくても、イギリス、そしてホンダの場合は、ファエンツァのトロロッソ・ファクトリーや日本のサクラ研究所をつないで、WEB会議やメールのやり取りで合同テスト-1のデータのまとめや、合同テスト-2に向けてのすり合わせを行っていて、走行がなくても、膨大な情報がバルセロナ上空を飛び交っている、いとうことになる。
そして、週末の休養を取り、月曜から本格的な準備に入るわけだが、関係者は束の間の休日で一息入れるはずで、テストのインターバルの間、特に土日に観光スポットのサグラダ・ファミリアで待ち伏せると、思わぬドライバーや関係者に遭遇できるかもしれない。
STINGER 山口正己
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