フェラーリ絶好調!!–カウントダウン企画 2018F1GP開幕まであと18日
新シーズンに向けて鼓動が高まる!!
(19日からつづく)
バルセロナのカタルニア・サーキットで、F1プレシーズン合同テスト-2が始まった。初日のトップタイムは、セバスチャン・フェッテルのフェラーリ。午前中早々に、まずはタイムをひねり出し、午後も順調に周回を重ね、それだけではなく、合計171周の最長不倒距離を走って見せた。
これは、合同テスト-1の最終日に、トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが記録した147周を大きく上回る。同じコースで行われるスペインGPが60周レースだから、ほぼ3レース分。今年のフェラーリがスピードだけでなく、耐久信頼性がきわめて高いことを証明しているといっていい。
テスト-1の4日間は、3日目が雨でほとんど走行できなかったが、ここでもフェラーリは、465周を走破してマイレージを稼いでいる。テストの距離の長さは、蓄積できるデータ量にも当然比例し、レースに向けて好材料が山盛りだ。
もちろん、”本番”になれば、マシンにもドライバーにもストレスがかかり、同じように走れるとは限らないが、少なくとも現段階でのフェラーリは、きわめて安定しているといっていいだろう。
今年マラネロが送り出したフェラーリSF71Hは、外観からして意欲的。サイドミラーにまで空気取り入れ口を設ける斬新なスタイルで注目を集めているが、フェッテルもライコネンも、今年はメルセデスの宿敵として、面白い戦いを見せてくれるに違いない。
STINGER 山口正己
Photo by Ferrari S.p.A / FERRARI MEDIA