最終戦か開幕戦がオーストラリアGPの形—-カウントダウン企画 2018F1GP開幕まであと4日
もうすぐ始まる興奮の闘い!!
(5日からつづく)
オーストラリアGPが初めて行なわれたのは1985年。鈴鹿サーキット初の日本GPが開催され、中嶋悟がデビューし、フジテレビが全戦リアルタイム放映を開始、世界初のF1速報誌『GPX』が発売されて日本にF1ブームが到来する2年前のことだ。
会場は、現在のメルボルンより北西のアデレイド。メルボルンのアルバートパークと同じ市街地コースだが、その後1995年まですべて最終戦として行われ、1996年にメルボルンに移ってから、2010年、政変の影響でバーレーンが開幕戦を務めた例外を除けば、”開幕戦といえばオーストラリア”が定着した。
サービス精神旺盛なオーストラリアの国民性が、晴れやかな開幕戦や、シーズンを締めくくる最終戦の舞台によく似合う。雨でレースが混乱することもあるが、1989年には中嶋悟がレース中で最速のファステストラップを記録した。その辺りも含めて話題が山盛りだ。
週末のメルボルンの空模様は、下り坂との予報が出ている。さて、どんなレースになるのだろう。
STINGER 山口正己
Photo by Red Bull Toro Rosso HONDA