トロロッソ・ホンダ殊勲の4位!! 立役者のピエール・ガスリー
バーレーンGPで、トロロッソ・ホンダが4位に食い込んだ。
殊勲はピエール・ガスリー。去年中盤からトロロッソに合流し、マレーシア、日本、アメリカ,メキシコ、ブラジル、アブダビの5戦を経験、今年、トロロッソ・ホンダで初めてのフルシーズンを体験したルーキーだ。
一昨年のGP2チャンピオンから、昨年のスーパー・フォーミュラでの2勝で、巧さは日本にも伝わっていたが、今回の“仕事”はルーキーであることを思えば素晴らしく完璧だった。
スターティンググリッドは5番手。予選6位も見事だったが、ハミルトン+メルセデスのグリッドダウンで5番手というポジションは、トロロッソにとって望外のポジション。ルーキーなら緊張してスタートを失敗しても仕方のない状況だったが、スタートでフランスのルーアン生れの22歳は、ポジションをひとつ上げて1コーナーを回った。
以後の57周、強烈なプレッシャーの元でノーミス。この4位はそんじょそこらの4位ではなかった。
ピエール、おめでとう&ありがとう。
ちなみに、ピエールとは、ギリシャ語でROCK(岩)を意味するらしい。
これからのレースが、ますます楽しみになった。
[STINGER]山口正己
Photo by Red Bull Toro Rosso HONDA