ホンダ・パワー躍進の期待高まる!!
1000GP記念となる中国GP。長いストレートを持つ空中回廊の上海サーキットな、ホンダ・パワーが炸裂している。
レッドブル・ホンダでは、“切り込み隊長”のマックス・フェルスタッペンが、ソフトタイヤでトップに0.221秒秒差という悪くないタイムの3番手で初日のフリー走行を仕上げた。3つに分かれたセクター1の最速タイムのおまけ付き。
一方、徐々にトリッキーなマシンに慣れ始めたピエール・ガスリーは、フェルスタッペンとプログラムを分けて固めのタイヤでの走行を担当しながら7番手。じんわり“来ている”感触を見せた。
トロロッソ・ホンダの二人も、ダニール・クビアトがフリー走行1でパワーユニットに不具合が発見され、対応時間を考えて交換を決断、フリー走行2の半分の走行時間を失ったが、交換後にサクッと元のペースに戻り、2台は12番手は13番手にタイムを揃えた。2台の差は0.06秒。タイムがそろっている、ということは、仕上がっている証拠。
アルボンは、初体験のコースで大順調な初日。「収穫の多い1日だった。ここはとてもテクニカルで、それぞれが思い思いのラインで走るのが興味深かった」と上海サーキットが気に入った様子だった。
交換したPUに関しては、HRD-Sakuraに送付されるとともに、早急にデータの分析が進められる手筈。
[STINGER]山口正己
photo by Honda