F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集 F1 STINGER 【スティンガー】 > F1ニュース >   大波瀾を生き残ったハミルトン!!–2018F1GP第4戦アゼルバイジャンGP決勝

F1ニュース F1の動向が一目でわかる新着ニュースや最新トピックを随時更新。

大波瀾を生き残ったハミルトン!!–2018F1GP第4戦アゼルバイジャンGP決勝

まさにサバイバルなレースだった。

2018F1GP第4戦、アゼルバイジャンGPは、大荒れを絵に描いたようなレースで、最もリスクの高いグランプリのイメージを確固たるものにした。

フェッテル+フェラーリに代わってトップを快走していたメルセデスのバルテリ・ボッタスが、残り4周でセーフティ・カーから開放された次の周に、パーツの破片を拾ってパンク、後方で我慢の走行に耐えていたメルセデスのルイス・ハミルトンが6レース振りに表彰台最上段を仕留めた。

「いろいろあったから変な感じだよ」、というハミルトンに続いたのは、スタート直後に接触してフロントウィングを破損させてピットインして大きく遅れたフェラーリのキミ・ライコネン。フォース・インディアのセルジオ・ペレスは、予選8番手から3位表彰台によじ登った。

風が強く、混乱が予想されたスタート。1コーナーはスムーズだったが、2つ目のコーナーを回ったところで、ライコネン+フェラーリとオコン+フォースインディアが接触、オコンはその場でレースを終えたが、ライコネンは、セーフティ・カーが出たその周にピットイン、タイヤとノーズを交換して戦列に戻った。

さらに、シロトキン+ウィリアムズは、アロンソ+マクラーレンとフルケンベルグ+ルノーに挟まれる形でアロンソと接触、その場でリタイア。アロンソは、右側タイヤ2本をパンクさせてピットインを強いられた。

早々のセーフティ・カーが送り込まれたレースは、その後も混乱した。2回目のセーフティ・カーの原因は、激しく4番手を争っていたレッドブルの同士討ちだった。長いストレートを使ったスリップストリームを活かしたダニエル・リカルドが追い越しにかかったが、マックス・フェルスタッペンが蛇行してブロック、結果としてスピードが落ちたところにダニエル・リカルドが追突、2台ともリタイアした。

セーフティ・カー開けで、ボッタス+メルセデス攻略を図ったフェラーリのセバスチャン・フェッテルは、1コーナーで前に出たがスピードが速すぎてコーナーを大回り。タイヤにフラットスポットを作って4位に後退。その後ボッタスのタイヤが破片を踏んでパンクしてハミルトンがトップでチェッカードフラッグを受けた。

ハミルトン+メルセデスの優勝は、去年10月のアメリカGP以来。F1GP 63回目の優勝で、シリーズポイントに25を加え、セバスチャン・フェッテルを抜いてトッフに立った。

特筆すべきは、3位のペレス+フォースインディア だけでなく、6位のシャルル・ルクレール。ザウバーとしては望外のポジションに入賞を果たした。また、マクラーレンは、スタート直後にアクシデントで大きく後退したフェルナンド・アロンソが見事な追い上げで7位、ストフェル・ヴァンドーンが9位でまたもダブル入賞を果たした。

トロロッソ・ホンダは、序盤にピエール・ガスリーが7番手まで順位を上げて期待されたが、その後ペースが安定せず、最後尾まで下がった後に持ち直したが、12番手、ブレンドン・ハートレーはしぶとく走って10に入賞し、F1GP初ポイントを計上した。

次のレースは5月13日のスペインGP。F1GPはいよいよ面白さを加速して本場ヨーロッパラウンドに突入する。

◆2018F1GP第4戦アゼルバイジャンGP決勝
1. ハミルトン+メルセデス
2. ライコネン+フェラーリ
3. ペレス+フォースインディア
4. フェッテル+フェラーリ
5. サインツ+ルノー
6. ルクレール+ザウバー
7. アロンソ+マクラーレン
8. ストロール+ウィリアムズ
9. ヴァンドーン+マクラーレン
10. ハートレー+トロロッソ
11. エリクソン+ザウバー
12. ガスリー+トロロッソ・ホンダ
13. マグヌッセン+ハース
14. ボッタス+メルセデス
以下、リタイア
グロジャン+ハース
フェルスタッペン+レッドブル
リカルド+レッドブル
フルケンベルグ+ルノー
オコン+フォースインディア
シロトキン+ウィリアムズ

※詳細結果

[STINGER]山口正己
Photo by Force India F1 Team

記事が役に立ったなと思ったらシェアを!

F1 最新レースデータ

F1 ポイント・ランキング

F1ドライバーズ・ポイント
1位マックス・フェルスタッペン491ポイント"
2位セルジオ・ペレス240ポイント
3位ルイス・ハミルトン220ポイント
F1 コンストラクターズ・ポイント
1位レッドブル・レーシング860ポイント
2位メルセデス409ポイント
3位フェラーリ406ポイント

PARTNER
[協賛・協力企業]

  • CLOVER