ガスリー二度目の危機一髪!!
F1公式サイトに、問題のシーンが公表された。ガスリー+トロロッソ・ホンダとマグヌッセン+ハースの接触だ。
最後のセフティカーが退出し、残り4周のスーパースプリント・レースが始まった直後、11番手にいたピエール・ガスリーが、300km/hを超える直線部分で、前のケビン・マグヌッセンに追いついた。抜けば入賞。
ガスリー+トロロッソ・ホンダは、左からオーバーテイクを試みたが、マグヌッセン+ハースが左に寄ってきて接触。しかし、ガスリーは怯まずにさらにその先の左直角コーナーのアプローチで一瞬、前に出たが、イン側のマグヌッセンが譲らず、タイヤをロックさせてコーナーを大回りし、立ち上がりの縁石にフロアを打ちつけてマシンを傷め、以後はゴールするのがやっと。
マグヌッセンは「ミラーが壊れていた」とコメントしたが、確かにマグヌッセン+ハースの車載映像は、左側のリヤビューミラがガクガクと揺れている様子が映っていた。
ガスリーのニアミスは、予選ではパンクでスローダウンしたチームメイトに追突し損なったのに続いて二度目。これでポイントを取りこぼした。22歳のフランス人にとってもトロロッソ・ホンダにとっても、御祓いが必要になる散々なアゼルバイジャンGPだった。
[STINGER]山口正己