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シリーズVSC:その28・知能レベルが高いのはレーサーだった

時速300km/hオーバーのインディ500の混戦。超高速をただ走り抜くだけでも、頭脳をフル回転しなければならないことがわかるだろう。ましてや、勝つとなると頭の良さは必須。インディ500に限らず、F1や他のカテゴリーも同じ。

こんなこと、知ってた?!

インディ500は、高速でのクラッシュに備えて、サーキットに近いメソジスト病院と契約しています。特に外科医療や、脳震盪に関してなどのレベルが非常に高い病院と評判。

クラッシュしたドライバーは、まず、救急車で医務室に運ばれて検査を受け、問題なければ開放されますが、必要とあらば即刻、直線距離で6kmほど東のメソジスト病院に運ばれます。もちろん、緊急を要する場合はヘリコプターで。今年も、二度目のフルコースコーションの原因となったクラッシュの後に、頭痛を訴えたエド・ジョーンズが搬送されました。

そのメソジスト病院の興味深い研究がありました。メソジスト病院と大学の共同研究によると、弁護士や医者などを含むあらゆる職業の知能レベルを研究した結果、最も知能レベルが高かったのは、何を隠そう、レーシングドライバーという結果が出たのです。

当時は、特にインディ500のようなオーバルコースで重要なのは、“鉄の心臓と鉛の右足”などといわれ、要は、度胸があってアクセルをベタ踏みできれば速いというジョークがありましたが、実は緻密な計算ができる優秀な頭脳こそ、速さの秘訣であることが証明されたのです。

もともと自動車の運転は、五感を総動員して行なわれる作業です。ゆっくりだとそれに気づきにくいけれど、頭を使わないと走れない。高速になればなるほど、瞬間的な判断力が要求されるのはご存じの通りです。

そして、頭の回転を早くするためには、脳の活動に必要な十分な酸素をまわす必要がある。だからレーサーは、有酸素摂取に優れた身体を創るためにフィジカルトレーニングをする。要するに、優れたレーシングドライバーには、高い知力と身体能力が必須、ということになる、というお話でした。

[STINGER]山口正己
photo by Honda

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