3連戦をいい形でスタートするためにポイント獲得を–ホンダF1田辺TD
10年ぶりのフランスGPのレースを前に、28年前に同じ舞台のポールリカール・サーキットでのレースをゲルハルト・ベルガーのエンジニアとして経験しているホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターは、3連戦の闘いに臨む決意をコメントした。
◆金曜日フリー走行1-2終了後
「ポール・リカール・サーキットでの初日で確認すべきことは、事前に行ってきたシミュレーションと実際の走行データとの相関が取れているかどうかについてでした」
「午前は初走行ということもあり、PUとしてはエネルギーマネージメントの最適化に時間を費やしています。ここからさらに予選に向けて、調整の余地があると感じています」
「母国グランプリとなるガスリー選手がいいペースで走行を続けていたことは前向きに捉えていますが、FP2の最終盤でハートレー選手のPUにトラブルが発生してしまったことは非常に残念でした」
「これから問題の原因とPUが負ったダメージの大きさについて分析を行い、その結果に従って明日以降のPUオペレーションを決めていきます」
◆土曜日予選後
「今日のFP3は突然の雨によりほとんど走行できませんでしたが、昨日のセッションで得たデータを元にセットアップを進め、PUとしては問題ない状態で予選に臨むことができました。ただ、予選についてはハートレー選手がQ1敗退、母国グランプリのガスリー選手も14位と、残念な結果となりました。入賞可能なグリッドではありますし、3連戦をいいかたちでスタートするためにも、明日はポイント獲得を目指してレースに臨みます」
【STINGER】
photo by Honda