注目揃いのF1フランスGP会見
F1GPの週末、FIAはドライバーを木曜日に、チーム関係者を金曜日に集めて会見を行なう。どちらも、最新の話題を的確に捉えた人選で注目を集めているが、10年ぶりに復活するフランスGPの顔ぶれは、いつにも増して興味深い人選になった。
木曜日は、以下の4人が登壇する。
*フェルナンド･アロンソ（マクラーレン）
*ピエール･ガスリー（トロロッソ）
*ロメイン･グロジャン（ハース）
*エステバン･オコン（F.インディア）
最大の感心は、ルマンで優勝したアロンソに集まるはずだが、久々のフランスGPを迎えるガスリーにも期待が集まっている。ガスリーはもちろんフランスGPは初めてだが、最後のポールリカール･サーキットでのフランスGPは1990年で、現役ドライバーはテストでしか走ったことがない。経験の差を問われないという意味でガスリーは“チャンス”と思っているはずだ。
金曜日は、レッドブル･ホンダが2019年に誕生するニュースを受けて、以下のメンバーが壇上に並ぶ。
*シリル･アビテブール（ルノー/マネージング･ディレクター）
*エリック･ブーリエ（マクラーレン/レーシング･ディレクター）
*クリスチャン･ホーナー（レッドブル/チーム代表）
*フレデリック･バッサー（ザウバー/チーム代表）
もちろん、FIAのテーマはレッドブル･ホンダだけではなく、たとえばザウバーのバッサー代表が呼ばれたのは、カナダGPを頂点に、最近新進著しい成績がその理由だが、日本からみれば、ホンダとの契約を反故にしたチーム、というイメージも思考回路の隅っこにあったりする。
さらにマクラーレンは、ホンダPUを見限った微妙なポジションで、ブーリエ･レーシング･ディレクターがどんなコメントをするのか気になるところだ。
もちろん、レッドブルのホナー代表には、ホンダとのジョインとの質問が集中するはずで、ここも注目される。
［STINGER］山口正己
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