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メルセデスF1、アップデイトPUでさらに進化

ルクレールは、非力なマシンで8番手を獲得した(写真はFP3)。

10年ぶりのフランスGP予選が、23日土曜日に行なわれ、ルイス・ハミルトンのメルセデスが、F1通算75回目、今シーズン3回目のポールポジションを獲得した。

ポールリカール・サーキットのフランスGPは、最も季節のいい6月下旬から7月上旬に行なわれ、乾燥した気候の快適な天候をトレードマークにしていたが、土曜日13時から、予選を前にしたフリー走行が始まって1分のところで土砂降りに見舞われ、多いドライバーで5周走っただけのフリー走行となり、波瀾の予選を迎えることになった。

データを満足に集められないまま、路面コンディションも雨で大きく変化した予選は、ルイス・ハミルトンが完璧なラップを決め、チームメイトのバルテリ・ボッタスが僅差で続き、食い下がったセバスチャン・フェッテルのフェラーリを押さえ込んだ。メルセデスはこのレースにアップデイトしたパワーユニットを投入し、追いすがってきていたレッドブルとフェラーリを突き放す結果となった。

三強の図式にハースF1チームの2台が食い込む展開も注目されたが、Q3に進出したロメイン・グロジャン+ハースは、Q3の1回目のアタックでコースを飛び出してバリアにノーズをぶつけてアタック終了。残念な結果になった。

素晴しい予選を戦ったのが、シャルル・ルクレールだ。非力なはずのザウバーで初めてのQ3に進出しただけでなく、デビューしたばかりのモナコ生れの20歳は、非凡な才能を見せつけ、ハースF1のケビン・マグヌッセンを上回る殊勲の8番グリッドを獲得、来年のフェラーリ入りの噂を加速する輝きを見せた。

ドライコンディションに戻った予選は、異変の連続となった。マクラーレン・ルノーのフェルナンド・アロンソとストフェル・ヴァンドーンは2台そろってQ1ノックアウト。トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーもQ1落ちを喫した。僚友のピエール・ガスリーは、Q2に進出したのの、初めての母国GPで週末の好調を持続できずに14番手に甘んじてスタートを待つことになった。

◆2018F1GP第8戦フランスGP予選
1. ハミルトン+メルセデス
2. ボッタス+メルセデス
3. フェッテル+フェラーリ
4. フェルスタッペン+レッドブル
5. リカルド+レッドブル
6. ライコネン+フェラーリ
7. サインツ+ルノー
8. ルクレール+ザウバー
9. ケビン・マグヌッセン
10. グロジャン+ハース
—-以下、Q2ノックアウト
11. オコン+フォースインディア
12. フルケンベルグ+ルノー
13. ペレス+フォースインディア
14. ガスリー+トロロッソ・ホンダ
15. エリクソン+ザウバー
—-以下、Q1ノックアウト
16. アロンソ+マクラーレン
17. ハートレー+トロロッソ・ホンダ
18. ヴァンドーン+マクラーレン
19. シロトキン+ウィリアムズ
20. ストロール+ウィリアムズ

予選結果詳細

[STINGER]山口正己
Photo by Sauber Motorsport AG

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F1ドライバーズ・ポイント
1位マックス・フェルスタッペン491ポイント"
2位セルジオ・ペレス240ポイント
3位ルイス・ハミルトン220ポイント
F1 コンストラクターズ・ポイント
1位レッドブル・レーシング860ポイント
2位メルセデス409ポイント
3位フェラーリ406ポイント

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