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“本場”はイギリス?!–F1イギリスGPの記録と記憶

2012年にピットの位置が移動し、新たなピットビルがオープンした。

今週末の2018F1GP第10戦イギリスGPは、史上初の三連戦の締めくくり。F1サーカスはドーバー海峡を挟んでモータースポーツ発祥の地イギリスに渡る。

いや、フランスにいわせると、発祥はこっちだ!! という超えも聞こえるので、F1が現在の形になった1950年からのF1GP最初のレースが行なわれたイギリス、としておこう。

1950年5月13日、これがなんと土曜日だったのが面白いが、ともあれ、新たなシリーズとして、Formula One Grand Prixがスタートしたのが、イギリスのシルバーストン・サーキットだった。

レースは、アルファロメオに乗るジョゼッペ・ファリーナ(イタリア)が、ポールポジションから優勝。7戦で行なわれた新シリーズの最初のチャンピオンに向けてダッシュを決めたレースだった。

その後、イギリスGPは、モナコGP、イタリアGPとともに、新制F1GPの歴史をつないで、今年、79回目のイギリスGPを迎える。最初のレースはシルバーストン・サーキットで行なわれたが、その後、エイントリーとの間を行き来し、1963年からは、飛行場跡地の高速シルバーストンと、テクニカルなブランズハッチで交互に開催されるようになった。

ブランズハッチ・サーキットでの最後のイギリスGPは、1986年、鈴鹿サーキットで日本GPが開催される前の年。中嶋悟がフルタイムF1ドライバーになり、フジテレビが全戦をリアルタイムで放送し、ついでにF1速報誌『GPX』が創刊されて日本にF1ブームがおきる1987年からは、シルバーストンがイギリスGPの舞台に定着している。

[STINGER]山口正己

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