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大荒れのレースでハミルトン逃げ切り–2018F1GP第12戦ハンガリーGP決勝

2018F1GP第12ハンガリーGPが、7月29日にブダペスト郊外のオンガロリンクで行なわれ、ポールポジションのルイス・ハミルトン(メルセデス)が70周のレースを逃げきった。

雨に翻弄された予選でメルセデスがフロントローを奪っていたが、コース状況から、フェラーリ優位と見られ、3位と4位のフェラーリとの闘いが注目された。

スタートで、柔らかめのタイヤを選らんだハミルトンに対して、セバスチャン・フェッテル(フェラーリ)は固めのタイヤを選択、作戦が分かれた。追い越しがしにくいコースレイアウトを想定し、スタートで前に出る作戦のハミルトンと、タイヤ交換後に活路を見出したいフェッテルと作戦が分かれた。

スタートでハミルトンがダッシュ、メルセデス-メルセデス-フェラーリ-フェラーリとグリッド通りにレースは始まった。ハミルトンは逃げるが、フェッテルは、思いの外ペースが上がらないままに周回が進み、さらにタイヤ交換で左前輪に時間がかかり、2秒ほどロス。2位のバルテリ・ボッタスの前でコースに戻れず、ボッタスに行く手をふさがれて終盤を走ることになって、レースが決まった。

ルイス・ハミルトンは、シーズン5勝目、F1通算67勝目。この勝利でシリーズポイントを213とし、2位フェッテル+フェラーリに24点差をつけ、コンストラクターズ・ポイントもメルセデスがフェラーリに10ポイントリードして前半戦を折り返した。

フェッテルは、残り5周の1コーナーでボッタスに仕掛けて前に出るが、2コーナで、グリップが落ちたタイヤのボッタス+メルセデスが横っ腹に接触!! ボッタスはフロントウィングを傷めて後退、さらに70周レースの69周目の1コーナーで、追い上げてきたダニエル・リカルド(レッドブル)にアウトからかぶせられて抜かれる時にも、コーナーを曲がれずにリカルドに接触する大荒れの幕切れとなった。

フェラーリは、タイヤ交換のミスだけでなく、ライコネンのドリンクボトルのスイッチを入れ忘れる細かいけれどあってはならないミスを犯すなど、自らツキを落としたレースだった。

トロロッソ・ホンダは、予選6番手からスタートしたピエール・ガスリーが完璧なレースをこなし、ケビン・マグヌッセン(ハース)、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)、カルロス・サインツ(ルノー)を抑え、セカンドランナーのトップでゴール。ブレンドン・ハートレーは、惜しくも入賞を逃がしたが、11番手で完走した。

次のレースはベルギーGP。ほぼ1カ月のインターバルを置いて、難攻不落のスパ-フランコルシャンを舞台に、8月26日に決勝を迎える。

◆2018F1GP第12ハンガリーGP決勝
1. ハミルトン+メルセデス
2. フェッテル+フェラーリ
3. ライコネン+フェラーリ
4. リカルド+レッドブル
5. ボッタス+メルセデス
6. ガスリー+トロロッソ
7. マグヌッセン+ハース
8. アロンソ+マクラーレン
9. サインツ+ルノー
10. グロジャン+ハース
11. ハートレー+トロロッソ
12. フルケンベルグ+ルノー
13. オコン+フォースインディア
14. ペレス+フォースインディア
15. エリクソン+ザウバー
16. シロトキン+ウィリアムズ
17. ストロール+ウィリアムズ
—-以下、リタイア
ヴァンドーン+マクラーレン
フェルスタッペン+レッドブル
ルクレール+ザウバー

詳細結果

[STINGER]山口正己
Photo by Red Bull Toro Rosso HONDA

 

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1位レッドブル・レーシング860ポイント
2位メルセデス409ポイント
3位フェラーリ406ポイント

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