決勝に向けて好感触のトロロッソ・ホンダ陣営
2018F1GP第12戦ハンガリーGP予選で、トロロッソ・ホンダは、初めて2台そろってQ3に進出し、6位と8位のグリッドを獲得した。
好調な滑り出しを見せた週末を、トロロッソのチーフレースエンジニアのジョナサン・エッドルスは、「チーム全体にとって素晴らしい午後になった。この結果を得るためにサポートをしてくれた、ファエンツァ、ビスター、ミルトンキーンズ、サクラの各工場の皆様に感謝したいと思います!」と喜びを隠さなかった。
「今回ここで、予選で良い結果を得られる可能性があることは分かっていたけれど、P6とP8のグリッドを得られるとは思いなかった。フリー走行3で、ドライの予選のバランスを最適化する作業を続け、どちらかがQ3に進出できると自信を持っていたけれど、セッションの直前に雨が降り、正直、かなり失望した。けれど、チーム全体の素晴しい仕事をしてくれて、チームワークとコミュニケーションが大きな味方になった。二人のドライバーも、不安定な状況でのF1の経験がなかったけれど、クルマのポテンシャルを最大限に引き出してくれました」
「セッションの終了間際にフィニッシュラインラインを横切る準備をし、うまくいった。ガレージでは、両方の車用のウェット、インター、ドライタイヤのセットの選択が必要で、非常に目まぐるしかったけれど、メカニックたちは完璧な仕事をしてくれました」
「レースはドライコンディションを予測し、金曜日のロングランのペースはかなり競争力があることも確認している。レースは、高温が予想されるが、準備を進め、良いポイントを獲得することを目標にしたい」
田辺豊治ホンダ・テクニカルディレクターも、「金曜日の流れを持続して、難しいセッションで6位と8位を確保できた素晴らしい予選になりました」と笑顔を見せた。
「チームとドライバーは素晴らしい仕事をしてくれた。パワーユニット側では、頻繁に変化する状況に対応してエネルギーの管理を行なうのは、全員にとって非常に難しいものでした」
「ドライコンディションでのフリー走行3で良いペースを見せており、追い抜きが難しいこのコースで、レースがどうなるか楽しみにしています」
【STINGER】
photo by Honda