また壊れたレッドブルのF1ルノーPU
F1ハンガリーGPでレッドブルのパワーユニットがまた壊れた。今度は僅か5周目のことだった。上位を争うはずだったマックス・フェルスタッペンのシリーズ前半は、パワーユニットのトラブルで終わりを告げた。
レッドブルは来年、ルノーからホンダにパワーユニットを鞍替えすることになってから、よく壊れる、と思うのは穿ちすぎ? しかし、こうした状況に対して、ルノーのアビデブール代表が、「ゴメンナサイ」などどいうはずもない。そういう対応に対して、レッドブル陣営は怒り心頭のご様子だ。
チームから出されるリリースには、通常、余計なことは書かないが、ハンガリーGPレース後にレッドブルが配ったリリースで、クリスチャン・ホナー代表は、かなりストレートにパワーユニットのトラブルに触れていた。
「マックスは5ラップしか走らずにエンジンが故障して大変悔しい一日になった。マックスは素晴らしいスタートを切ったし、ハンガロリンクで競争力のあるレースカーを持っていた。問題がなければマックスは、ダニエルが示したペースで表彰台を争う戦いができていたはずなので、非常にイライラしている。数週間後に彼のホームグランプリでペナルティを科さないことを願っている」
“ペナルティを課されない”とはつまり、またまたパワーユニットが壊れないように、ということだが、ルノーが今年限りでサヨナラするレッドブルに対して、忠誠を尽くして仕事をするとは思いにくい。
さて、レッドブルはシーズン終盤に向けて、大変なお荷物を背負いこんでしまった?
[STINGER]山口正己