HALOの議論は終わりだ
ベルギーGPとイタリアGPの連戦で、HALOが二度、“活躍”した。偶然とはいえ、どちらもザウバーがHALOの効果を証明する教材になった。
ベルギーGPでは、スタート直後の1コーナーでの増すクラッシュで、マクラーレンのフェルナンド・アロンソの“頭上攻撃”からシャルル・ルクレールを守った。ルクレール+ザウバーのHALO右側には、アロンソ+マクラーレンのタイヤが踏みつけた黒い痕跡がくっきりと残された。
イタリアGPでは、金曜日フリー走行2の開始早々に、DRSが閉じなかったエリクソン+ザウバーが1コーナーのブレーキポイントで突然右のガードレールにクラッシュ、もんどり打って何度も回転しながら激しく地面に叩きつけられるアクシデントからエリクソンを守った。
一連のアクシデントの後、最も印象的なコメントは、「これでHALOの議論は終わった」というものだった。好き嫌いの問題じゃない、ということだ。ベルギーGPの後、シャルル・ルクレールは、「HALOは好きじゃないけど、助かったのは事実だからね」とコメントした。
FIAは改めて、FIAが公開したHALOの効果は、こちらで、どうぞ。
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