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歴史に残る壮絶な予選、最後にライコネン!!–2018F1GP第14戦イタリアGP予選

久々に光る走りで、ライコネンが最後に決めた。

予選を前にしたフリー走行3は、雨が残っていたが、予選は完全ドライのコンディションで進んだ。フェラーリとメルセデスががっぷり四つで闘い、コースレコードが連発するF1史上に残る素晴しい予選で、地元フェラーリ・ファンの前で、キミ・ライコネンが最後の最後に今シーズン初のポールポジションを決めた。

Q3のファースト・アタックは、フェッテル+フェラーリ、ライコネン+フェラーリ、ハミルトン+メルセデスの順で、2004年にファン・パブロ・モントヤのウィリアムズBMWが記録したコースレコードを次々に更新して僅差で並んだ。
1. ハミルトン+メルセデス 1分19秒390
2. ライコネン+フェラーリ 1分19秒459
3. フェッテル+フェラーリ 1分19秒497

残り3分セカンド・アタックに向けて、ハミルトン+メルセデス、フェッテル+フェラーリ、ライコネン+フェラーリの順でコースイン。週末を通じて主導権を握ってきたフェッテル+フェラーリは、ハミルトン+メルセデスのスリップストリームを使ってタイムを伸ばす作戦だ。ハミルトンとのシリーズ争いを有利に進めるために、前に出たい。

もちろん、ハミルトンも手をこまねいているはずもない。まず、ハミルトン+メルセデスが1分19秒294を記録、続くフェッテル+フェラーリが1分19秒280でトップを奪ったが、さらに、フェッテル+フェラーリのスリップストリームを効果的に使ったライコネン+フェラーリが、素晴しく美しいラインでパラボリカを立ち上がって、1分19秒119を記録した。

中身の濃い予選だったが、それはトップ争いだけではなかった。リカルド+レッドブルがパワーユニット交換のペナルティで最後尾スタートが決まっていたことで、Q2を走らずにノッウアウトしたため、その分、セカンドグループのポジションが上がり、トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが、パワーがモノを言うモンツァでQ3に進出した。ホンダのパワーユニットが、カナダで投入したステップ2を、順次熟成させ、性能いっぱいまで使える“調教”が最終段階に入り、高速モンツァで力を見せ、同じくパワーを要求する鈴鹿に向けて期待を高めた。

◆2018F1GP第14戦イタリアGP予選
1. ライコネン+フェラーリ
2. フェッテル+フェラーリ
3. ハミルトン+メルセデス
4. ボッタス+メルセデス
5. フェルスタッペン+レッドブル
6. グロジャン+ハース
7. サインツ+ルノー
8. オコン+フォースインディア
9. ガスリー+トロロッソ
10. ストロール+ウィリアムズ
—-以下、Q2ノックアウト
11. マグヌッセン+ハース
12. シロトキン+ウィリアムズ
13. アロンソ+マクラーレン
14. フルケンベルグ+ルノー
15. リカルド+レッドブル
—-以下、Q1ノックアウト
16. ペレス+フォースインディア
17. ルクレール+ザウバー
18. ハートレー+トロロッソ
19. エリクソン+ザウバー
20. ヴァンドーン+マクラーレン

[STINGER]山口正己

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