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トロロッソ・ホンダのレース–F1シンガポールGP

4位に食い込んだトルコGPもあった。夏休み明けの高速2連戦では、パワーユニットが劣勢から脱したことを証明した。シンガポールの市街地コースも期待されていたものの、蓋を開けたら厳しい週末を過ごすことになったトロロッソ・ホンダ陣営。

好不調の整合性をとることが難しい、というのがトロロッソの現状であり、好調を継続できないことがチーム力を証明しているが、今回の光明は、タイヤマネージメントにある。特に、ライフが極端に短いとされる最も柔らかいハイパーソフトのマネージメントに、ガスリーもハートレーも自信を持っている。レースに期待をつなぐ関係者のコメント。

田辺豊治テクニカルディレクター
「通常の土曜と同様に、走行から得たデータを分析し、シャシー、PUともに今日の予選に向けてセッティングの最適化を図り、改善したものの、15位17位と、充分な向上は果たせなかったけれど、ロングランのペースは悪くはないので、タイヤマネージメント、ピットストラテジーなどを上手くまとめ、できる限りポジションを上げられればと思っています」

ピエール・ガスリー
「思いどおりにいかない難しいレースウイークを過ごしています。バランスとグリップに苦戦し、マシンのポテンシャルを最大限に引き出すことができませんでした。簡単なレースにならないと予想していますが、ハイパーソフトタイヤをマネージできる強みに重点をおいて、ポジションをあげたいと思います」

ブレンダン・ハートレー
「最初のアタックではトラフィックにひっかかり、2周目は中盤セクターで少しミスしてしまいました。タイヤに関しては感触はいいので、レースに期待します」

[STINGER]大和 空/Sora Yamato
photo by [STINGER]

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