シンガポールでも証明されたアロンソの底力
マクラーレン・ルノーのアロンソは、シンガポールで今年最高のバフォーマンスを見せた。予選で11番手は、フォースインディア、ハース、ルノーより遅かったが、レースではことごとく彼らを追い越した。
スタート直後にオコン+フォースインディアがアクシデントで消えると、アロンソはフルケンベルグ+ルノーをパスして早くも9番手にポジションを上げ、15周目にグロジャン+ハースを抜いてペレス+フォースインディア に次ぐ8番手、ペレス+フォースインディア の背後を攻めたてて、18周目にペレス+フォースインディア がピットインした段階で7番手によじ登り、38周目に、タイヤをウルトラソフトからソフトに替え、ワンストップで61周を走りきって『強さ』を見せた。
今回は、三強が6台全員完走したから、7位はセカンドグループのトップ。アロンソだけが周回遅れにならずにチェッカードフラッグを受けた。
308戦に参戦して32勝、速いクルマに乗ってほしいが、残念ながら来年はWECとインディカーが主戦場になる。
[STINGER]大和 空/Sora Yamato
Photo by McLaren